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羽田新ルート|目黒区議会「20年第2回定例会」質疑応答

目黒区議会「20年第2回定例会」本会議一般般質問(6月17日)で、羽田新ルートに関して、鴨志田リエ議員(無所属)の質疑応答があった。

議会中継(録画)をもとに、テキスト化(約3千文字)しておいた。

※以下長文。時間のない方は「質疑応答のポイント」と「雑感」をお読みいただければと。


質疑応答のポイント

鴨志田リエ議員
鴨志田リエ 議員(民主党⇒無所属、区議6期、慶応文学部卒、61歳)

次に3点目。コロナ禍における羽田空港の新飛行ルートについて

外国人観光客の受け入れ拡大に向け羽田空港の発着回数を増やす目的で、都心上空を飛行する羽田空港新飛行ルートの運用が去る3月末から始まりました。


しかし、コロナショックにより、航空便は9割減。東京五輪は延期になり、新飛行ルートを運用する理由は失せ、コロナ禍で自粛のなか騒音にストレスを増す住民は少なくありません。かくいう私も轟音と住宅地を飛行する新飛行ルートに強い怒りを感じています。


また、6月3日の衆院国交委員会で、国土交通大臣は「新経路の固定化を回避するための方策を早急に検討するため、検討会を今月中にも立ち上げる」と表明されました。そこで2点、お伺いいたします。

問1:高度引き上げなどの詳細データを国交省に求めるべき

1点目。
国土交通省が示した目黒区上空の飛行ルートとは別に、中目黒駅寄りの飛行が頻繁に見受けられ、ルート変更があるのか

また、騒音は予想以上に大きく、日常生活に影響を与えています。新飛行ルートの利用状況と騒音の影響、着陸への高度引き上げなどの詳細データを国交省に求めるべきと考えますが、いかがでしょうか。

問2:コロナ前の航空便数に復活するまで、新飛行ルートの運用を停止する要請

2点目。
新飛行ルートを運営する理由は失せ、コロナショックから世界経済が回復するには数年を要するといわれてます。

コロナ前の航空便数に復活するまで、新飛行ルートの運用を停止する要請をしてはいかがでしょうか。以上、壇上から私の質疑を終わります。

 

青木英二 目黒区長
青木英二 目黒区長(5期、慶応経済卒、元区議⇒都議、65歳)

答1:改めて区から情報提供を求める考えは現時点ではございません

第3点目。コロナ禍における羽田空港の新飛行ルートについての第1問。

中目黒駅寄りの飛行が頻繁に見受けられ、飛行ルートの変更があるのか。また、新飛行ルートの運用状況と騒音などの詳細データを国土交通省に求めるべきではないか、についてでございますが、まず、飛行ルートの変更があったかについては、国土交通省に確認したところ、「飛行ルートの変更はない」との回答を得ております。


あわせて「目黒区上空の飛行経路は自動操縦で運行されている区間であり、滑走路から一直線上にあることから、もし飛行経路から外れたならば着陸不可となるため、飛行経路から外れて飛行することはない」との説明を受けております。


次に、新飛行ルートの運用状況と騒音の影響、着陸経路の高度引き上げなどの詳細データを国土交通省に求めよ、についてでございますが、2月の実機飛行確認における騒音測定結果については、既に区議会にも情報提供を行っているほか、区のホームページでもご案内しております。


本年3月29日以降の運用状況については、以前よりしかるべき時期に国土交通省から情報提供がなされることとなっており、6月10日の「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会分科会」において、飛行実績、北風・南風の運用割合、新飛行経路の航路の概要、航空機騒音の測定結果などについて情報提供があり、私も書簡を通じて報告を受けております。


区議会へも今後、情報提供を行う予定としておりますので、改めて区から情報提供を求める考えは現時点ではございません。

なお、議員ご指摘の通り、6月3日に開催された衆議院の国土交通委員会において赤羽一嘉国土交通大臣から「新経路の固定化を回避するための方策を早急に検討するため、有識者や専門家による検討会を今月中にも立ち上げるよう指示した」との答弁があったことは私も承知をしております。


今後、新飛行経路の運用につきましては、先に述べた通り、都と本区を含む13区との間で、情報共有や意見交換を行う分科会が設置されましたので、今後、新たな課題などが生じた場合には区としての意見・要望について国に対してしっかりと申し上げたいと考えております。

答2:新飛行ルートの運用停止する要請を行うという考えはない

次に、第2問。
コロナショックから、世界経済が回復するまでの数年を要するので、コロナ前の航空便数に復活するまで、新飛行ルートの運用を停止する要請はしてはいかがか、についてでございますが、本年5月の月例経済報告によると、景気は新型コロナウイルス感染症の影響により急速な悪化が続いており、極めて厳しい状況にあるとされており、世界経済が回復するまでは一定程度時間を要することと認識しております。


また、現在開会中の第201回通常国会における長妻昭衆議院議員提出の「航空機利用減に伴う羽田空港発着便の新ルートに関する質問(主意書)」に対する答弁書において、「我が国の国際競争力の強化、増加する訪日外国人旅行者の受入れ等のためには、羽田空港における新飛行経路の運用による羽田空港の機能強化は必要不可欠であり、羽田空港において減便が発生している期間を活用して飛行機の騒音対策や安全対策も改めて徹底し、増便した際の円滑な運用に備えたいと考えていること等から、新経路については運用を中止すること、利用を見直すこと及び廃止や停止を含めて再検討することは考えていない」としているところと承知をしているところです。


今後新たな課題などが生じた場合には、先に述べた都と本区を含む13区で設置した分科会などを活用し、区としての意見・要望について、国に対してしっかりと申し上げたいと考えております。


以上のことから、区といたしましては、羽田空港の機能強化は、国が責任をもって行うことであり、国が「減便が発生している期間を活用して安全対策などの徹底、および増便した際の円滑な運用に備えたい」としていることから、コロナ前の航空便数に復活するまで、新飛行ルートの運用停止する要請を行うという考えはないものでございます。
以上、答とさせていただきます。

鴨志田リエ

再質問:コロナ前の航空便数に復活するまで、10から11便に抑える要望を

3点目。コロナ禍における羽田空港の新飛行ルートについて。

先日、国土交通省航空局東京国際空港企画室長にお会いし、羽田空港の新飛行ルートについて意見交換をさせていただきました。


頂いた資料で目黒区を飛行するA滑走路到着機数は1日3時間あたり42便を計画していましたが、このコロナ禍の現在の飛行数は10から11便と計画の4分の1の飛行数となっています。

4分の1の飛行数でも騒音や圧迫感は相当なもので、当初計画していた4倍の便数が飛行となると住民の生活に甚大な影響を及ぼします。


コロナ前の航空便数に復活するまで、新飛行ルートの運用を1日あたり現在の10から11便に抑える要望を上げることは可能と考えますが、いかがでしょうか。以上です。

青木英二 目黒区長

再回答:国の責任で、この航空行政を行い・・・

4点目ですが、さきほども答弁申し上げたし、私過去にも答弁申し上げておりますけれども、まずは航空行政というのは、国が一元的にまず対応するということですので、そういった国の判断というものはしっかりと受け止めていき、国の責任で、この航空行政を行い、地元説明も国が責任をもって行うということで、また、私どもの分科会を通じて言うべきことは言っていきたいというふうに思っております。

雑感(ヘンな質問!?)

鴨志田議員(無所属)の再質問でヘンな提案が飛び出した。

コロナの影響によってA滑走路到着機数は1日あたり10から11便に減っているので、コロナ前の航空便数(42便)に復活するまで、10から11便に抑える要望を国に要望してはどうかと提案したのだ。

コロナ前の航空便数に復活するまで、新飛行ルートの運用を1日あたり現在の10から11便に抑える要望を上げることは可能と考えますが、いかがでしょうか。

同議員の提案は、コロナ前の便数に復活すれば、計画どおりの便数(42便)で運用してもいいというようにも読める。なんかヘン。

一方、答弁に立った青木区長は、ヘンな質問には取り合わず、「国の責任で、この航空行政を行い、地元説明も国が責任をもって行う・・・」と持論を展開していた。

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