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不動産業 業況等調査(20年4月)|成約件数・モデルルーム来場者数ともに大きく下落

土地総合研究所は5月28日、「不動産業業況等調査結果(20年4月実施)」を発表。

販売価格は高止まりのままであるが、成約件数・モデルルーム来場者数の指数ともに大きく下落。恐るべし新型コロナ。


もくじ

住宅・宅地分譲業(調査結果)

  • モデルルーム来場者数」の指数は、前回から 25.8ポイント下落し -62.5ポイントとなった。4期連続して減少傾向にあるとの見方が続いている。

  • 成約件数」の指数は、前回から 24.2ポイント下落し -50.0ポイントとなった。4期連続して減少傾向にあるとの見方が続いている。

  • 在庫戸数」の指数は、前回から 14.4ポイント下落し 16.7ポイントとなった。平成21年4月調査以降45期連続して減少傾向にあるとの見方が続いている。

  • 販売価格の動向」の指数は、前回から 4.1ポイント下落し 11.5ポイントとなった。平成24年7月調査以降32期連続して上昇したとする回答が下落したとする回答を上回っている。

「住宅・宅地分譲業」の変化を可視化する

これだけではよく分からないので、長期的なトレンドを可視化すべく、過去の発表資料もひも解き、「販売価格の動向」「在庫戸数」「成約件数」「モデルルーム来場者数」それぞれの指数を可視化してみた(次図)。

モデルルーム来場者数などの動向

折れ線の動きが激しくて、分かりにくい。

「モデルルーム来場者数」リーマンをも下回る

そこで、近似曲線(5次の多項式近似)を重ねてみた(次図)。

モデルルーム来場者数などの動向

上図から読み取れる長期的なトレンドは次の通りである。

  • 「販売価格」指数、約10年周期の下降入りせず、高止まりのまま
  • 「成約件数」「モデルルーム来場者数」指数ともに大きく下落
    特に「モデルルーム来場者数」の4月(▲62.5)は、リーマンショック後の8年10月(▲34.1)9年1月(▲45.9)をも下回った。
  • 「在庫戸数」指数、減少傾向が弱まる
    45期連続して減少(プラス)だが、在庫が減少したとする傾向が弱まっている。

販売価格は高止まりのまま、新型コロナによる自宅自粛の影響を受けて成約件数・モデルルーム来場者数ともに大きく落ち込んだ状況が想像される。

参考メモ(各指数の定義)

この調査は、毎四半期(1月、4月、7月、10月)、三大都市圏と地方主要都市で不動産業を営む業者に対して郵送またはEメールにてアンケート形式で実施されている。今回の調査は136社を対象(うち住宅・宅地分譲業は43社、回収数27社・回収率62.8%)。

各指数の定義は次のとおり。

  • 販売価格の動向、成約件数、モデルルーム来場者:
    {増加(上昇)したとする回答数-減少(下落)したとする回答数}÷全回答数×100
  • 在庫戸数:
    {減少したとする回答数-増加したとする回答数}÷全回答数×100
  • 「横ばいである」「変わらない」の回答は、0として算定(-100~+100、0が判断の分かれ目)

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