国交省が運用しているサイト「羽田空港飛行コース」をご存じだろうか(次図)。
羽田空港を離発着した過去1か月間の航跡動画・航跡図を閲覧できる。
このサイトの利用方法については、過日「羽田新ルート|過去の飛行経路の動画・図を見る方法」で紹介した。
騒音レベルを動画で簡単にチェックする方法
同サイトを利用すれば、過去1か月間の騒音レベルを動画で簡単にチェックすることができる。
画面の右上にある「航路動画」(次図)をクリックし、見たい日時をプルダウン形式で選ぶだけ。
画面中の緑色の■(騒音測定局)をクリックすると、騒音レベルが表示される(次図)。
文章で説明すると難しそうに思えるが、画面を見ながら直感的に操作すれば、簡単に表示できる(はず)。
都心低空飛行(4月3日15時43分過ぎ)の様子と、その周辺の騒音レベルが変動する動画をご覧いただきたい。
#羽田新ルート #都心低空飛行
— マン点(不動産ブログメディア) (@1manken) April 6, 2020
(4月3日15時43分過ぎ)
※10倍速 pic.twitter.com/DYdNuAXVGP
北側からたまに飛んでくるのはA滑走路(羽田空港の西側)に、東側から頻繁に飛んでくるのはC滑走路(羽田空港の東側)に向かっている。
騒音値を見るうえでの注意点
飛行機が騒音測定局近くを通過するたびに、騒音レベルが上昇する様子が確認できる。
ただ、ここで注意しなければならないことは、騒音測定局すべてがルート直下にあるわけではないことだ。
すなわち、ルート直下の騒音レベルは、画面に表示されている値よりも大きくなる。
では、画面の表示値とルート直下の値とではどの程度違うのか?
筆者が独自に試算した結果を次表に示す。
特に乖離が大きいのは、渋谷(渋谷区立広尾中学校)、東大井(都立産業技術高等専門学校品川キャンパス)、八潮(大田区立大森第五小学校)の3か所。
※上表の試算方法については、「羽田新ルート|各測定局での騒音レベル(推定)」参照。
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