3月29日から羽田新ルートの運用が始まっている。
都心上空を通過して羽田空港に到着するルートが運用されるのは、南風時の15時から19時の時間帯に限られる。
その南風が最初に吹いたのは4月3日(金)だった。
羽田新ルートに群がる報道ヘリ
前日の天気予報によって、4月3日午後に南風が吹く可能性は極めて高く、予想通り、午後3時を過ぎると羽田新ルートの運用が開始された。
報道のエリコプターはそれよも早く、シャッターチャンスを確保すべく、新ルート近くで5機がホバリングをしている様子が確認できる(次図)。
※「?」は、コールサインが不明なヘリを示す。
Flightradar24(4月3日15時17分)より
新型コロナの減便影響あり
15時から18時にかけて、「A滑走路到着ルート(西側)」17機、「C滑走路到着ルート(東側)」51機の計68機が通過(内訳後述)。
計画では、「A滑走路到着ルート」は1時間当たり14回(4分17秒ごと)、「C滑走路到着ルート」は1時間当たり30回(2分ごと)の頻度で飛ぶことになっていたのだが、新型コロナウイルスによる減便の影響が表れている。
A・C滑走路到着ルートともに、計画されている頻度よりも少なかった(次図)。
特に、A滑走路到着ルートの通過頻度は計画値よりもかなり少なかったので、このルート周辺の住民が過小評価していないか、気になるところだ。
国際便は1機だけ
初日の南風・好天時の到着ルート68機の内訳を次表に示す。
68機のうち、国際便は1機(台北発JAL 98便)だけだった。
※上表を作成するにあたり、「Flightradar24」(スウェーデンの航空ファンが構築した、飛行中の民間航空機の現在位置をリアルタイムに表示しているウェブサイト)を利用した。チェック漏れがあった場合にはご容赦。
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