国交省は11月6日、台東区と世田谷区で情報発信拠点(パネル展示)の開設することを公表。
台東区も世田谷区も羽田新ルートが通過する区に含まれていなかったためなのか、これまで教室型説明会はおろかオープンハウス型説明会さえ開催されてこなかったのだが……。
台東・世田谷区内で初めてのパネル展示
国交省が羽田新飛行ルートに係る第6フェーズ説明会(オープンハウス型説明会)の開催日程を公表したのは10月29日(羽田新ルート|第6フェーズ説明会は消化試合)。
それとは別に国交省は11月6日、台東区と世田谷区で情報発信拠点(パネル展示)の開設することを公表した(次図)。
「情報発信拠点」(パネル展示)が開設されるのは、今回の世田谷区で47か所目になるのだが、台東区、世田谷区での開設は初めて(次表)。
国交省の実績作りは続く…
国交省がこれまでに羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設したのは、17年度11か所、18年度19か所。19年度17か所(11月6日現在)。
台東・世田谷区はHPで周知
台東区はどうしているのかと言えば、区HPで11月1日に周知している(次図)。
また、世田谷区も区HPで11月5日に周知している(次図)。
ただ、両区とも最新の広報紙では周知していない(「広報たいとう 11月5日号」「せたがや 11月1日号」)。
雑感
台東区も世田谷区も羽田新ルートが通過する区に含まれていなかったためなのか(次図)、これまで教室型説明会はおろかオープンハウス型説明会さえ開催されてこなかった。
また、11月18日から開始される第6フェーズのオープンハウス型説明会(36会場、延べ開催日数60日)の対象にもなっていない。
今回急遽オープンハウス型説明会(パネル展示)が開設されることになったのは、早朝からの検査飛行機の騒音で起こされた区民が「これはいったい何なんだ?」ということで、開催されることになったということはないのか。
まあ、国交省としては、台東区民にも世田谷区民にも”丁寧な説明”を実施したというエビデンスにはなるのであろう。
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