不動産経済研究所が4月11日に発表した資料「超高層マンション市場動向 2019」のなかに、「50階以上の超超高層計画」も掲載されている。
50階以上の超超高層マンション計画(首都圏)
首都圏16件、大阪4件、札幌1件、広島1件の場所、階数、総戸数がリストアップされている。首都圏16件の計画概要は次のとおりだ。
- 西新宿三丁目(新宿区西新宿3)65階×2、3,200戸
- 虎ノ門・麻布台(港区虎ノ門5)65階+64階+53階、1,310戸
- 月島(中央区月島3)59階、1,120戸
- 勝どき(中央区勝どき2、4)58階+45階+29階、3,120戸
- 馬車道(横浜市中区北仲通5)58階、1,189戸
- 南池袋(豊島区南池袋2)57階、864戸
- 豊海(中央区豊海2、勝どき6)56階×2、2,150戸
- 西麻布(港区西麻布3)55階、550戸
- 虎ノ門(港区愛宕1)54階、550戸
- 東高島(横浜市神奈川区星野町4)52階+47階+42階、2,500戸
- 南池袋(豊島区南池袋2)51階×2、1,450戸
- 日本橋(中央区日本橋1)51階、200戸
- 晴海(中央区晴海5)50階×2、2,650戸
- 武蔵小杉(川崎市中原区小杉町1)50階×2、1,500戸
- 月島(中央区月島3)50階、750戸
- 西大島(江東区大島3)50階、750戸
羽田新ルートの影響を受けないのか?
これら超超高層マンションは羽田新ルートの影響を受けないのか?
各マンションの位置情報をグーグルマップに落として確認してみたのが次図。
16件のうち、特に羽田新ルートに近いマンションは次の2件。
- 新宿区の65階建てツインタワーマンションは、A・C滑走路到着ルートに挟まれている。A滑走路到着ルート直下からの水平距離は約700m。
- 西麻布の55階建てマンションは、C滑走路到着ルート直下からの水平距離は約400m。
羽田新ルート直下から1km以内のマンションは騒音の影響は免れない(次図)。マンションの資産価値への影響が気になるところだ。