民泊新法（住宅宿泊事業法）が6月15日に施行されて3か月半が経過。
合法民泊はどのくらい増えたのか？
ざっくり言うと
東京23区の合法民泊2700件超え
東京23区の住宅宿泊事業の届出施設の受理件数の合計は少なくとも2,727件（10月1日現在調査）。
区ごとの件数を下図に示す。300件を超えているのは、新宿区（524件、9月14日現在）、渋谷区（392件、9月14日現在）、豊島区（331件、9月14日現在）。
Airbnbサイトで「民泊」が一斉に非掲載となったのは6月2日。6月1日以前は23区内で1万6千件が掲載されていた。現在の住宅宿泊事業の届出施設の受理件数2,727件は、かつてAirbnbで掲載されていた件数の17％でしかない。
【メモ】
- 各件数は、各区HP公開データに拠る。ただし、公開日が古い区の一部については電話照会に拠る。
- 各区のデータ公開日はバラバラ。すべてが月初データというわけではない。
新宿の合法民泊が増加中…
民泊新法（住宅宿泊事業法）施行日（6月15日）以降の、各区の受理件数の推移を次図に示す。
新宿区が特に増加していることが分かる。
東京以外では札幌市がダントツ（1046件）
6月1日以前、全国でAirbnbサイトに掲載されていた件数上位の自治体は、東京、大阪、京都、沖縄、北海道、福岡の順であった（全国Airbnb登録件数5.3万件、4か月連続で減少）。
そこでこれら自治体の合法民泊受理件数の推移を可視化してみた（次図）。
札幌市がダントツで1,046件（9月28日現在）。東京23区（2,727件）の4割に迫る。
かつて大阪市内でAirbnbに掲載されていたピーク時の件数は13,514件（18年3月15日）。大阪市の住宅宿泊事業法に基づく合法民泊478件（8月31日現在）に特区民泊1,195件（8月31日現在）を合わせても1,673件。ピーク時の12%でしかない。
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