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管理組合必読!「機械式駐車設備の適切な維持管理に関する指針」

国交省が7月13日に公表した「機械式駐車設備の適切な維持管理に関する指針」には、専門知識のない管理組合が保守委託しようとするときの検討すべきポイントが示されている。

全32頁。次の4項目で構成されている。

  • 第1章 総則
  • 第2章 機械式駐車設備の適切な維持管理のために管理者がなすべき事項
  • 第3章 保守点検事業者の選定に当たって留意すべき事項
  • 第4章 保守点検契約に盛り込むべき事項

詳細は同指針を読んでいただくとして、ポイントを3つ紹介しよう。


もくじ

管理者がなすべき事項

機械式駐車設備の適切な維持管理のために管理者がなすべき事項として、次の5つが掲げられている。

  1. 定期的な保守・点検(3項目)
  2. 不具合発生時の対応(3項目)
  3. 事故・災害発生時の対応(4項目)
  4. 機械式駐車設備の安全な利用を促すための措置(2項目)
  5. 文書等の保存・引き継ぎ等(3項目)

管理者は、当該機械式駐車設備の廃止まで、過去の作業報告書などを保管する必要があることにつき、留意しておきたい。

保守点検事業者の技術力などの評価チェックリスト

保守点検事業者の機械式駐車設備に関する知識・技術力などを評価するためのチェックリストが示されている(次図)。

委託先の経営状態や保守点検業務実績(業務継続年数)、緊急要請時の対応など、チェックリスト形式でまとめられている。全23項目。

あなたのマンションの機械式駐車設備の保守点検業者の知識や技術力に問題はないか?

保守点検事業者の技術力などの評価チェックリスト

保守点検契約に盛り込むべき事項のチェックリスト

保守点検事業者と保守点検契約を締結する際の、「保守点検契約に盛り込むべき事項のチェックリスト」が示されている(次図)。

通常時の保守点検の責任範囲だけでなく、災害時の保守点検の責任範囲の明確化も項目に掲げられている。全22項目。

保守点検契約に盛り込むべき事項のチェックリスト

雑感

今回公表された指針は、機械式駐車設備の維持管理に関して、国交省が初めて策定した指針。新築マンションの供給戸数が減少に向かっている状況で、「チョット遅すぎるんじゃないの」というのが正直な感想。

あと、機械式駐車設備の委託費用に係る情報もほしいところだが――
国交省が7年前(2011年4月18日)に公表した「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」に機械式駐車場の1台あたりの修繕工事費が掲載されてるので、そちらを見ろということなのか(国交省ガイドライン、販促本位の修繕費にダメ出し)。

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