中国版Airbnb(中国系民泊仲介サイト)の登録件数の定点観測結果(5月20現在)。
ざっくり言うと
【サイト別】登録件数 自在客が急増
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
東京・大阪・京都における各サイトの登録件数の推移を次図に示す。
これまで順調に登録件数を伸ばしていた住百家は10月20日以降、漸減。自在客は先月、住百家を逆転したあと急増。
サイト・地域別に見ると(次図)、住百家の登録件数は東京・大阪でともに減少中。
自在客の登録件数は、東京・大阪ともに急増。
【地域別】中国版Airbnb登録件数 東京>大阪
3つのサイトの合計登録数の推移を地域別に見ると、東京(3,886件)が大阪(3,353件)を533件上回っている(次図)。
※同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている場合があるので、3つのサイトの登録数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
【対Airbnb】大阪で中国版Airbnb登録件数3割に迫る
本家Airbnbに対する中国版Airbnbの割合は、8月20日以降、約2割で推移していたのだが、この3か月連続で増加し25%に(次図)。
本家Airbnbの登録件数の伸びが鈍化している一方で、自在客の登録件数が増加したことの影響が大きい。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
本家Airbnbの登録件数が伸び悩んでいる間に、中国版Airbnbの登録件数が増加した結果、大阪では対Airbnbの割合が29%(=3,353÷11,720)、3割に迫っている(次図)。東京は23%。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
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