紙関連製品事業会社の倉庫跡地に建つ大規模マンションの広告。
物件概要
【第1期1次 予告広告】大手町駅直通11分、駅徒歩12分。総戸数128戸、13階建。販売戸数7戸、3LDK(66.00~83.42m2)。予定販売価格3,900万円台~5,900万円台。平成30年7月中旬竣工(本チラシ掲載日の1年2カ月後)。
新聞全紙大のチラシ裏面に、”オープンエア”が謳われている。
オープンエアならではの贅沢な心地よさ。
陽光や薫風などの自然を感じながら爽やかなティータイムを愉しめる、奥行き約3.9~4.0mの広々とした「オープンエアリビングバルコニー」付住戸と、自然の光と風に包まれて、爽快感あふれるひとときを過ごせる「オープンエアリビング」付住戸をご用意。(以下略)
リビングバルコニーとは
「オープンエアリビングバルコニー」とは何なのか?
実は本物件の売主は実用新案「リビングバルコニー」(2005年10月26日登録)を保有している。
同実用新案の要約には次のように、バルコニーに隣接して吹き抜け空間を設けることで採光・通風性を確保しているとされている。
【課題】 バルコニー空間を有効利用でき、且つ、良好な採光性と通気性を確保しつつ、両特性のバランスを保ちつつもバルコニー空間の外観を損なわずに、コストを軽減することが可能なリビングバルコニーを提供する。
【解決手段】 居住室の外側面の一部に隣接して配設されるバルコニー部と、前記外側面の他の部分と前記バルコニー部の側縁に隣接する位置に上下階を貫通して設けられた吹き抜け部と、前記外側面の他の部分に居住室側に配設された物置部とを備えた。
実登3116441(リビングバルコニー)より抜粋
チラシには間取り図が4つ掲載されている。
そのうちのひとつに「オープンエアリビングバルコニー」が採用されている。
広いバルコニーの隣に吹き抜け空間が確保されている(次図)。
なんかよさげだ。
南西角住戸のリビングに鉄砲柱!?
なかなかいいじゃないかと思いながら、他の間取り図(オープンエアリビングバルコニーではない)を見ていて気が付いてしまった。
なんと南西角住戸のリビングの南西隅に柱が立っているのだ(次図)。
お相撲さんが突っ張り練習をするための「鉄砲柱」のようだ。
営業マン(ウーマン)は、この鉄砲柱を何と説明するのだろうか・・・・・・。
あわせて読みたい
(本日、マンション広告2枚)