マンションの1階の専用庭はなにか問題はないのか?
公園や学校に近いマンションは良いのか悪いのか?
複数の売り主が名を連ねているマンションはどうなのか?
地権者が多いマンションや、定借マンションのメリット・デメリットは何か?
マンション選びの際にちょっと気になるメリット・デメリットを過去のブログ記事からピックアップしてまとめておいた。
- マンションの1階にある専用庭のメリット・デメリット
- 公園に隣接しているマンションのメリット・デメリット
- 学校に隣接しているマンションのメリット・デメリット
- 複数の売り主が名を連ねるマンションのメリット・デメリット
- 元地権者の多いマンションのメリット・デメリット
- 定借マンションのメリット・デメリット
- 経験者が語る「ルーフバルコニーの実態」
マンションの1階にある専用庭のメリット・デメリット
メリットは、土や緑に触れることができるだけでなく、日常の出入りが楽、災害時の避難が容易なことなど。
デメリットは、歩行者や隣接マンションの上層階から覗かれやすいというプライバシーの問題だけでなく、上層階からの落下物(洗濯バサミや洗濯物、吸い殻やゴミ、子供のいたずらで思わぬものが落ちてくる)とか、地面からの湿気が多いとか、犬猫の侵入・糞尿、虫の攻撃(蚊、ヤスデや団子虫、ありんこ等)など、住んでみないと気が付かない点が多い。
実際には、庭でバーベキューはできない(バーベキューしたら、臭いや煙で苦情が来る)。
詳しくは、「1階にある専用庭のメリット・デメリット」参照。
公園に隣接しているマンションのメリット・デメリット
メリットは、バルコニーから公園の緑が眺められるとか、子どもを遊ばせる場所が近い(バルコニーから子供の様子を確認できる)など。
デメリットは、昼間の子供たちの騒ぎ声、深夜の酔っ払い(あるいは暴走族)や花火・爆竹、早朝のカラスの鳴き声といった、騒音問題や、不審者等がうろつく治安上の問題など。
詳しくは、「公園に隣接しているマンションのメリット・デメリット」参照。
学校に隣接しているマンションのメリット・デメリット
メリットは、将来高層化することがないので、眺望的、日照的に有利であるとか、災害時の避難場所としての学校が近いと安心だとか、住民に開放されている場合には体育館や校庭が気軽に利用できるなど。
デメリットは、学校放送や運動会などのイベント時の騒音がうるさいとか、強風時に砂埃が飛んでくるなど。
詳しくは、「学校が隣接しているマンションは買いか?」参照。
複数の売り主が名を連ねるマンションのメリット・デメリット
メリットは、複数の売主が同時に倒産する可能性は低いので当該マンション事業の安定性が期待できることや、1社が暴走することの抑止効果が期待できることなど。
デメリットは、複数の売主の中に施工会社が含まれている場合には、売主(=マンション建設の発注者)と施工会社(=マンション建設の受注者)は、利益相反することがあり得る。
詳しくは、「複数の売り主が名を連ねる物件のメリット・デメリット」参照。
元地権者の多いマンションのメリット・デメリット
メリットは、元地権者は高齢者である場合が多いため、その高齢者を核に良好なコミュニティ形成が期待できる(かもしれない)ということ。
デメリットは、元地権者に高齢者が多いため、将来、管理費や修繕積立金の値上げが必要になったときに、賛成が得られにくいということ。また、元地権者の占める割合が多いと、規約の改正などの議決が元地権者の意向に偏りがちなり得る。
詳しくは、「元地権者の多いマンションのメリット・デメリット」参照。
定借マンションのメリット・デメリット
メリットは、分譲価格が安いこと。同じ金額であれば、通常の分譲マンションより、専有面積の広い住戸を手に入れることができる。
デメリットは、借地期限が迫るにつれ十分なメンテナンスが行われなくなる懸念があること。一般の分譲マンションでも、老朽化が進み、建替え計画が浮上するにつれ、メンテナンスに力が注がれなくなる状況は同様だが、定借マンションの場合には、メンテナンスに金を掛けなくなる状況が期限付きで確実にやってくる。
2つ目のデメリットは、残存期間が短くなるにつれ、売却が困難になってくること。
詳しくは、「定借マンションのメリット・デメリット」参照。