東西に長い敷地に建つ、2棟の小規模なペンシル型マンション。
物件概要
【先着順】大手町駅直通16分、駅徒歩16分。総戸数23戸+25戸、2棟(9階建て+10階建)。販売戸数/2+5戸、3LDK(60.88m2)~4LDK(83.10m2)。販売価格3,690万円~5,290万円。平成27年1月27日竣工済み(本チラシ掲載日の1カ月前)。
- 2014年11月1日(土)の物件と同じ
新聞半紙大のチラシ裏面に3つの間取り図が掲載されている。
そのうちの一つの間取り図の説明文章が意味不明。
「過ごし方は無限大の専用庭のあるプラン」
西向きの1階住戸の間取り図には、約3.4m×約2.25mの専用庭が描かれている。
専用庭の広さが「約3.4m×約2.25m」だから、無限大のサイズのことではない。
では「無限大」という文言は何を意味しているのか?
1階にある専用庭は、家庭菜園にしたり、ゴルフのパターの練習場にしたり、あるいは剣道の素振りの場にしたり、居住者が活用する方法は無限大であるということを意味しているのだろうか。
さて、1階の専用庭はメリットもあれば、デメリットもある。
1階専用庭付き住戸でガーデニングが楽しめることに思いをめぐらせる前に、以下に列挙したデメリットもシッカリと認識することが肝要だろう。
メリット(長所)
- 土や緑に触れることができる
- 階下へ音の迷惑をかける心配がない(※ただし、上階・隣接住戸へは、壁や天井から音が伝搬することはあり得る)
- 日常の出入りが楽(エレベーターの混雑とは無縁)
- 災害時の避難が容易
- 専用駐車場付きの場合、車から専用庭を通りリビングに入って行ける
デメリット(短所)
- 歩行者や隣接マンションの上層階から覗かれやすいというプライバシーの問題
- 専用庭が外から見えにくいほど(侵入者にとって有利)、侵入されやすいという防犯上の問題
- 上層階からの落下物(洗濯バサミや洗濯物、吸い殻やゴミ、子供のいたずらで思わぬものが落ちてくる)
- マナーの悪い通行人によるゴミの投棄
- 地面からの湿気
- 階下に住戸が無いため、冬の暖房費がかさむ
- ゲリラ豪雨や河川堤防決壊で浸水被害を受ける可能性がある。
- 犬猫の侵入、糞尿
- 虫の攻撃(蚊、ヤスデや団子虫、ありんこ等)
- 庭の手入れに手間がかかる(手入れしないと苦情が来る)
- 実際には、庭でバーベキューはできない(バーベキューしたら、臭いや煙で苦情が来る)
- 1階に限らず、低層階共通のデメリットとして――アスファルトからの熱気、道路からの騒音
実際に1階専用庭付き住戸に住んだ人の声は、次の記事に詳しい。
(本日、マンション広告1枚)