また変わった!
今週発行されたSUUMO(スーモ)新築マンション首都圏版4月11日号の表紙のデザイン。
ひと月前に旧デザインに戻っていたのだが(住宅情報誌SUUMOの表紙が旧デザインに戻った!?)、再び新デザインになったのだ。
なぜか?
発行人と編集長、同時に交代!
なぜ再び表紙のデザインが変わったのか?
奥付に記載された「Staff」にそのヒントがありそうだ。
3月末に発行された3月28日号と今週発行された4月11号を比べると、何人かの名前が変わっている。
特に、編集に大きな影響を与えそうな変更は次の二人。
- 発行人:秋山純氏⇒永原徳夫氏
- 編集長:笠松美香氏⇒柿崎隆氏
発行人とは、SUUMOの発行に対して責任を負っている人。
株式会社リクルート住まいカンパニーは3月8日、「新経営体制のお知らせ」として、2017年4月1日付けの役員人事を発表している。
今回の人事異動で秋山純氏、永原徳夫氏ともに同カンパニーの執行役員になったのである。
秋山純氏は執行役員「ネットビジネス統括本部 統括本部長」。
永原徳夫は執行役員「企画統括室 室長」だから、SUUMOの発行責任者であることも頷ける。
女性編集長、1年で降格?
笠松美香氏は、10年間編集長を務めた山下伸介氏の退職に伴い、昨年の4月5日号から編集長のバトンを引き継いだ(SUUMOの編集は女性に支えられている!?)。
お茶の水女子大学 理学部生物学科卒という異色の編集長の手腕に期待していたのだが、ちょうど1年で交代となった。
でも、笠松美香氏は退職したわけではない。「Staff」には、これまで通り、「企画」に名を連ねている。
新発行人永原徳夫氏による降格人事なのだろうか・・・・・・。
編集長は理系女子から文系男子へ
笠松美香氏の後を引き継いだ編集長は、柿崎隆氏。昨年のSUUMO12月20日号の「Staff」欄にはすでに15名の「編集」担当者の一員であった。
柿崎隆氏はリクルートが発行していたフリーペーパー『R25』(アールにじゅうご)の3代目の編集長。同誌は2015年9月に休刊し、ウェブ版を展開していたが、「持続的に収益化できる事業構造をつくることが難しい」(リクルートHDプレスリリース17年3月1日)として、今月末(4月28日)をもってサービスが終了する予定となっている。
ウェブ版『R25』の終了で、柿崎隆氏はSUUMOの編集に注力できる環境が整ったということなのだろうか?
理系女子(お茶の水女子大学 理学部生物学科卒)から、文系男子(東大文学部卒)への編集長交代で、SUUMOの表紙デザインだけでなく、コンテンツも変わるのか?
そういえば、今週号の特集は「値崩れしないマンション徹底研究」。「値崩れ」「徹底研究」というキーワードを用いたSUUMOの特集はいままで見たことがない(たぶん)。
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