Airbnbが「国際女性デー」に向けて発表した調査報告によれば、2016年に平均的な米国の女性ホストがAirbnbを通じて得た収入は6,600ドルだったという。
では、日本の女性ホストの収入は……。
平均的な米国女性ホストの民泊年収6,600ドル
Airbnbが「国際女性デー」に向けて発表した調査報告によれば、2016年に平均的な米国の女性ホストがAirbnbを通じて得た収入は6,600ドルだったという。
Airbnbの女性ホストの収益が100億ドルを突破!
Airbnbは、3月8日の「国際女性デー」を控え、Airbnbコミュニティ内の女性ホストのみを対象とする初の調査結果を発表しました。
(中略)
Airbnbの女性ホストは、Airbnb創業以来通算で100億ドルを超える収益を得ています。
世界中で女性ホストは大きな収入を得ています。2016年の年間で、平均的な女性ホストがAirbnbを通じて得た収入は次のようになっています。ケニアでは平均的な女性ホストがAirbnbから得る収入で、1世帯当たりの平均年間支出の3分の1以上を賄っています。(以下略)
- 米国:6,600米ドル
- スペイン:3,600米ドル(3,290 ユーロ)
- 南アフリカ:約2,000米ドル(25,380ランド)
- ブラジル:1,750米ドル(5,840ブラジルレアル)
平均的な日本女性ホストの民泊年収120万円
では、日本人女性ホストの収入はいくらだったのか?
上記プレスリリース(日本語版)には残念ながら掲載されていない。
ところが、英語版のプレスリリースだけに添付されている英文のフルレポート(PDF:3.4MB)には、グラフ付きでシッカリと掲載されている(次図)。
↓ 平均的な女性ホストがAirbnbを通じて得た年収(2016年)
(「Women Hosts and Airbnb:Building a Global Community」P4、ピンク文字は筆者加筆)
グラフには、日本の平均的な女性ホストがAirbnbを通じて得た年収が「1,248,380円」と表示されている。他国の女性よりも圧倒的に民泊で稼いでいることになっている。
なぜAirbnbプレスリリースは高収入の日本女性に触れていないのか?
ところで、Airbnbはなぜ、日本語版プレスリリースのなかで4か国(米国、スペイン、南アフリカ、ブラジル)の金額に言及しておきながら、ダントツ高収入の日本の女性には触れていないのか?
フルレポート(英語版)では、わざわざ、熊本市で民泊を営んでいるシングルマザーのカスミ女史(スーパーホスト認定)を顔写真入りで紹介(P14)しているのにである。
英語版プレスリリース本文でも日本の女性には触れていない。ひょっとして、3月15日の住宅宿泊事業法(民泊)の届出受付開始を控え、Airbnbとしてはあまり目立ちたくなかったからなのか?
どこぞの省庁のように隠しておきたかったとか、民泊を推進する官邸を忖度したからなんてことはないのか……。
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