不動産経済研究所は4月8日、「2020年 全国分譲マンション 売主・事業主別供給専有面積ランキング」を発表。
調査は18年に開始され。今回が3回目。
供給専有面積ランキングを可視化
発表資料には、50位までのランキングデータが掲載されていたので、上位20位を可視化した(次図)。
大手4社(野村・住友・三井・三菱)の一角に、プレサンスコ一ポレ一ション(近畿圏のシェアが高い)とあなぶき興産(首都・近畿圏以外のシェアが高い)が食い込んでいる。
※調査対象は全国の新築マンションで、定期借地物件、首都圏のワンルームマンションも含まれている。
供給専有面積ランキングTOP20
上図を見ていて気がつくことは、大手4社(野村・住友・三井・三菱)がいずれも首都圏での供給面積の割合が高いこと。逆にいえば、大手4社以外の多くは、首都圏以外での新築マンション事業の展開を余儀なくされているということなのかもしれない。2位のプレサンスコ一ポレ一ションの供給面積の割合は、首都圏1.9%、近畿圏63.7%、その他34.3%。
以下に「売主・事業主別供給専有面積ランキング」TOP20を示す。
※面積の単位はm2。パーセントは、全国に占める首都圏の割合。
- 順位:売主・事業主(全国計)首都圏率
- 1位:野村不動産(274,276)70.5%
- 2位:プレサンスコ一ポレ一ション(240,692)1.9%
- 3位:住友不動産(240,544)73.0%
- 4位:三井不動産レジデンシャル(179,274)84.8%
- 5位:あなぶき興産(151,297)1.9%
- 6位:三菱地所レジデンス(148,777)77.7%
- 7位:大和ハウスエ業(143,383)46.1%
- 8位:東急不動産(110,324)69.0%
- 9位:日鉄興和不動産(105,360)62.3%
- 10位:タカラレ一ベン(93,021)30.7%
- 11位:穴吹工務店(78,046)11.8%
- 12位:東京建物(73,815)88.0%
- 13位:新日本建設(70,952 )100.0%
- 14位:マリモ(69,009 )18.9%
- 15位:近鉄不動産(66,968)25.7%
- 16位:エスリ一ド(64,688)0.0%
- 17位:阪急阪神不動産(59,264)21.3%
- 18位:日本エスコン(55,092 )11.2%
- 19位:大京(54,519)27.8%
- 20位:フージャースコーポレーション(52,185)79.6%
上位10社の供給専有面積の推移(18⇒20年)
20年の供給専有面積ランキング上位10社につき、18年からの変化を可視化してみた(次図)。
住友不動産の減少が目立つ。
あわせて読みたい