2025年9月2日(火)午後6時15分頃、羽田発米シカゴ行きのユナイテッド航空882便ボーイング787 ドリームライナー(中型機)がエンジントラブルで緊急事態を宣言。都心上空を通過し、羽田新ルートを使用して午後7時10分C滑走路に緊急着陸した。
当時の状況を以下に整理しておく。
※初投稿2025年9月3日(追記2025年9月3日)
ユナイテッド航空機、エンジントラブルにより緊急着陸(毎日)
緊急着陸したのは、エンジントラブルが発生したためだと毎日新聞が報じている。
国土交通省東京空港事務所によると、2日午後6時15分ごろ、羽田発米シカゴ行きのユナイテッド航空882便にエンジントラブルが発生し、緊急事態を宣言した。同便は羽田に引き返し、午後7時10分ごろに着陸。乗客乗員にけがはなかった。(以下略)
(毎日新聞 2025年9月2日)
ユナイテッド航空882便19時10分、羽田新ルートで緊急着陸
フライトレーダー24によれば、羽田発米シカゴ行きのユナイテッド航空882便ボーイング787 ドリームライナー(中型機)は房総半島沖で緊急事態を宣言したあと、洋上で4回旋回し(次図)、都心上空を通過し、羽田新ルートを使用してC滑走に着陸していることが分かる(次次図)。


【追記】国交省はトラブル発生翌日、情報を公表
※追記2025年9月3日
国土交通省は、このトラブルに関する情報を発生の翌日に公表している。
(9/2)時間外の都心上空飛行事案につきまして
9月2日、羽田発シカゴ行きの航空機(ユナイテッド航空882 便)において、機材不具合が発生したため、パイロットが緊急事態を宣言し、19時頃通常使用する時間外に新飛行経路を使用する事案がございましたのでお知らせいたします。
なお、羽田空港に着陸した際は、新飛行経路(好天時運用)でC 滑走路に着陸しております。
速やかに情報を発信したのは良いが、いつものように「機材不具合」にとどめている国交省の姿勢がいただけない。毎日新聞が国土交通省東京空港事務所に取材したときには、「エンジントラブル」とされていた。
「機材不具合」と「エンジントラブル」とでは、都心上空を低空飛行したときの危険なイメージが大きく異なる。このあたりについては、今月開催される都議会・区議会の本会議の質疑応答で明らかになることを期待したい。
雑感
エンジントラブルを抱えた機体(中型機)が都心上空を低空で飛行する状況は、極めて危険ではないだろうか。
ちなみに、直近で羽田新ルートに緊急着陸した2事案の機材は、今回と同じボーイング787 ドリームライナー。国交省の発表によれば、いずれも「機材不具合」とされていた。同機材に問題でもあるのか?
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