「毎回選挙になると自公のために税金を使って都心ルートに関わる地域住民にビラを配布してる国土交通省」という元JAL機長・航空評論家のツイート。
実際はどうなのか、調べてみた。
キッカケは元JAL機長・航空評論家のツイート
国土交通省による統計データ書き換え問題に関連して、元JAL機長・航空評論家の杉江弘氏から興味深いツイートが流れてきた。
#国土交通省不正
毎回選挙になると自公のために税金を使って都心ルートに関わる地域住民にビラを配布してる国土交通省。「固定化回避」という名目で2案を航空の素人住民に配布しているがプロのパイロットなら100%実現不可能で世界で通用しない机上の空論である。これを詐欺行為と言う
「毎回選挙になると自公のために税金を使って都心ルートに関わる地域住民にビラを配布してる国土交通省」というのはホントなのか?
改めて確認してみよう。
選挙のタイミングに合わせてチラシを配布!?
最近、国交省が羽田新ルートに関してチラシを配布したのは次の3回。うち2回は航路下の各区市役所等だけでなく、各戸にも配布している。
- (20年12月~21年2月)各戸:チラシ配布で”丁寧な説明”の実績作り
- (21年5月~)各区市役所等:羽田新ルートの運用状況を知らせるチラシ
- (21年9月~10月)各戸:「第4回 固定化回避検討会の内容等の資料(チラシ)」
一方、このころに実施された大型選挙は次の二つ。
- 都議選:公示日6月25日/投票日7月4日
- 衆院選:公示日10月19日/投票10月31日
これらのチラシ配布時期と選挙期間との関係を可視化したのが次図。
都議選と衆院選のそれぞれのタイミングに合わせてチラシが配布されたように見えなくもない。
国交省が言いたいことはたくさん書かれているが、市民が知りたいと思うことや、市民に知らせるべきことが必ずしも書かれていないチラシ。羽田新ルートを推進している自公の候補者は活用したのだろうか……。
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