国土交通省は7月30日、「住宅着工統計(令和3年6月分)」を公表。
ざっくり言うと
21年6月の住宅着工動向について、次のように記されている。
新設住宅着工戸数は76,312戸。
- 前年同月比7.3%増、4か月連続の増加。
分譲住宅は19,877戸
(前年同月比1.5%減、先月の増加から再びの減少)
- マンションは7,024戸(16.6%減、4か月ぶりの減少)
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比16.6%減
6月は前年同月比16.6%減。
「先月の増加から再びの減少」であることが確認できる(次図)。
【首都圏分譲マンション】前年同月比7.6%増
三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比7.6%増。
【都内の分譲マンション】前年同月比2.2%増
1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比2.2%増。
各年6月の変化を可視化したのが次のグラフ。
コロナ前とあまり変わらない。
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