羽田新ルート直下の住民ら29人が20年6月12日、国に新ルートの運用停止を求める行政訴訟を東京地裁に起こした。
第3回口頭弁論が5月12日に開催されたので、備忘録としてまとめておく。
第1回、第2回の口頭弁論の関連記事は以下。
- (第1回)運用停止求めた集団訴訟スタート
- (第2回)羽田新ルート設定の取り消し訴訟、国のスタンスは門前払い
第3回口頭弁論の流れ
21年5月12日(水)15時~@東京地裁(清水知恵子裁判長)103号法廷
※46席の抽選に対して50名が参加(記者を含む)。
1.弁護団陳述:「準備書面(1)」の「要点」を主張
- 「川崎通知」の処分性
- 「飛行経路の定め」処分性
- 「双方」の原告適格
2.原告陳述:品川区在住の市民が意見陳述
3.次回以降の裁判進行協議
⇒第4回口頭弁論は9月22日(水)15時に決定。
※閉廷後、弁護士会館前で報告集会。同日20時、Zoomオンライン報告会による状況報告など
裁判の雰囲気など
裁判の雰囲気などは、実際に傍聴されたG氏の連ツイがとても参考になる。
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村頭秀人弁護士著『騒音・低周波音・振動の紛争解決ガイドブック』慧文社 (2011/05)(全591頁)に掲載されていた事例を整理