※9月7日更新
「悪天時」ルートが運用されると、地域によっては「好天時」よりも低く飛ぶ(すなわち騒音が大きくなる)。「悪天時」は、「好天時」のルートの一部が西側にシフトし、かつ飛行高度が低くなる(次図)。
「羽田新ルート|「悪天時」特に影響する地域」より
羽田新ルートの本格運用が始まったのは20年3月29日。これまでの「悪天時」ルートの運用実績をまとめておいた。
「悪天時」ルート運用切り替え実績
羽田新ルートの本格運用が始まって以来、「悪天時」ルートが運用されたのは合計8日間(次表、9月7日現在)。
(国交省が運用しているサイト「羽田空港飛行コース」の「過去の運用状況」として公開されている、運用譲状況履歴データをもとに筆者作成)
「悪天時」ルート運用実績(月別)
南風時の「好天時」「悪天時」ルートの月別運用実績を次図に示す。
「悪天時」ルートの運用日数は、6月以降増加する傾向が見られたが、8月はゼロ。
悪天時率(=1か月間に占める悪天時運用日数の割合)は6月・7月とも10%。
(同上)
「悪天時」ルートの運用が夏場に多くなることは、筆者の予想通りの結果となりそうだ(次図)。
あわせて読みたい