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羽田新ルート|南風「悪天時」到着ルートの運用実績 ※適宜更新

南風「悪天時」到着ルートの運用実績を可視化。適宜更新。

※投稿20年7月14日(更新23年11月11日


もくじ

「悪天時」は「好天時」ルートの一部が西側にシフト

悪天時」ルートが運用されると、地域によっては「好天時」よりも低く飛ぶ(すなわち騒音が大きくなる)。「悪天時」は、「好天時」のルートの一部が西側にシフトし、かつ飛行高度が低くなる(次図)。

悪天時ルート図
羽田新ルート|「悪天時」特に影響する地域」より

「好天時」には通過しないが、「悪天時」になると通過するのが、さいたま市の浦和区と桜区、朝霞市、蕨市。特に蕨市以外は高度900mで通過するので騒音の影響が大きい。また、和光市は「好天時」1500mだが「悪天時」900m。

あと、練馬区中野区は、「好天時」の高度は1350⇒1200mだが、「悪天時」の高度は900mと低くなるので、騒音が大きくなる。

それと、「好天時」には通過していなかった板橋区の西側(成増    赤塚    赤塚新町)を高度1200mで通過する。

南風「悪天時」到着ルートの運用実績

南風時の「悪天時」到着ルートの運用実績(月別)を次図に示す。

「悪天時」ルートの運用日数は、多い月でも4日間(23年8月)。
悪天時率(=1か月間の南風運用日数に占める悪天時運用日数の割合)が最も高かったのは、20年7月と23年8月の15%。

南風「悪天時」到着ルートの運用実績

国交省が運用しているサイト「羽田空港飛行コース」の「過去の運用状況」として公開されている、運用状況履歴データをもとに筆者作成


具体的な日時を次表に示す。

"南風時の「悪天時」ルート 運用切り替え実績"

 

羽田新ルートではないが、過去3年間(16~18年度)に「悪天時」に江戸川区上空を通過した日数によれば、悪天時が多いのは4月から9月の時期であることが分かる(次図)。

悪天時に江戸川区上空を飛行する日数
羽田新ルート|「悪天時」はどのくらい発生するのか?」より

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