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羽田新ルート|隠密に!?「地域特別号2020年立春」発行

国交省が1月末にニュースレター「地域特別号2020年立春」を発行していたことをご存じだろうか?


もくじ

隠密に!?「地域特別号2020年立春」発行

国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」には、ニュースレターの発行情報が掲載されているが、なぜか「地域特別号2020年立春」については掲載されていない(次図)。

ニュースレターの発行情報

ただでさえ、同サイトにアクセスするような人は少ないのに、「地域特別号2020年立春」の存在を知ることは、一般の人にとって、ほとんど不可能に近い。


じつは筆者もこの「地域特別号2020年立春」の存在に気づいていなかった。なぜ、知ったのかといえば、たまたま、千葉県内で開催される予定だった「市民相談会」が新型コロナウイルスの影響で延期になった記事「羽田新ルート|やってる感を演出!?「市民相談会」開催延期」を書いていて知ったのだ。

「地域特別号2020年立春」データは、船橋市HPだけでなく、国交省の「お知らせ」のページにも保存されている。

  • http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/i/nl2020special_1.pdfPDF:4.5MB

なのに国交省の「お知らせ」のページにはリンク先の表示がないのである。

 

なぜ、「羽田空港のこれから」に発刊情報として公開しなかったのか? 

千葉県に係る「地域特別号」だから公開しなかったのだ、という国交省の言い分が聞こえてきそうだ。

「地域特別号2020年立春」に掲載されている内容は、千葉県以外の住民には関係ないことなのだろうか?

「地域特別号2020年立春」の内容

4ページにわたる内容を読んでみると、決してそんなこととはない。

たしかに第1ページは、千葉県内で開催される「市民相談会」の情報だ(次図)。

地域特別号2020年立春(第1ページ)


でも、2ページ目以降は、飛行ルート図や3月29日運用開始までの工程表(第2ページ)、低騒音機の導入(第3ページ)、今後の進め方(第4ページ)など、千葉県民だけでなく、都民にも必要な情報だ(次図)。

地域特別号2020年立春(第2ページ) 地域特別号2020年立春(第3ページ) 地域特別号2020年立春(第4ページ)

 

百歩譲って、千葉県民のための「住民相談会」配布資料を兼ねたニュースレターだったとするならば、首都圏民向けに「2020年春号」を作成し公開することが、丁寧な情報提供というものであろう

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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