国土交通省は11月29日、「住宅着工統計(令和元年10月分)」を公表。
ざっくり言うと
19年10月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 令和元年10月の住宅着工戸数は77,123戸で、前年同月比で7.4%減となった。また、季節調整済年率換算値では87.9万戸(前月比2.0%減)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で4か月連続の減少となっており、利用関係別にみると、前年同月比で分譲住宅は増、持家及び貸家は減となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では3か月連続の増加(前年同月比16.2%増)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比16.2%増
10月は前年同月比16.2%増。
「3か月連続の増加」であることが確認できる(次図)。
【首都圏分譲マンション】前年同月比▲1.3%減
三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比▲1.3%減。
【都内の分譲マンション】前年同月比48.4%増
1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比48.4%増。
各年10月の変化を可視化したのが次のグラフ。
やや上向き……。
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