不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


住宅着工統計(19年6月)都内分譲マンション▲17.7%減

国土交通省は7月31日、「住宅着工統計(令和元6月分)」を公表。

ざっくり言うと


19年6月の住宅着工動向について、次のように記されている。

  • 令和元年6月の住宅着工戸数は81,541戸で、前年同月比で0.3%増となった。また、季節調整済年率換算値では92.2万戸(前月比2.4%増)となった。

  • 住宅着工の動向については、前年同月比で3か月ぶりの増加となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家及び分譲住宅は増、貸家は減となった。

  • 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。

 

また、分譲マンションについては、次のように記されている。 

  • 前年同月比では3か月ぶりの増加(前年同月比4.2%増)。

これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう

【全国分譲マンション】前年同月比4.2%増

6月は前年同月比4.2%増。

「3か月ぶりの増加」であることが確認できる(次図)。

分譲マンション前年同月比の増減の推移(全国)

【首都圏分譲マンション】前年同月比▲28.6%減

三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。

分譲マンション着工戸数の推移 (三大都市圏別)
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。

上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。

首都圏では、前年同月比▲28.6%減

分譲マンション着工戸数前年同月比の増減 (首都圏)

【都内の分譲マンション】前年同月比▲17.7%減

1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。

分譲マンション着工戸数の推移(首都圏)


上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。

都内の着工戸数は前年同月比▲17.7%減

分譲マンション着工戸数前年同月比の増減 (東京都)


各年6月の変化を可視化したのが次のグラフ。

大きく減少している……。

分譲マンション着工戸数の推移(東京都)

あわせて読みたい

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.