今週発行された『SUUMO新築マンション 首都圏版』(12月18日号)はズッシリと重い。
毎年恒例の「不動産会社ガイド」の2019年保存版だ。
全664ページのうち、約6割(368ページ)が「不動産会社ガイド」に費やされている。
ページをめくっていくと、アイウエオ順ではなく、1社当たりのページ数の多い順(広告料の多い順?)に掲載されていることが分かる。
東京建物・三菱地所レジデンスのページ数が1位
10ページ以上掲載されているのは15社(次図)。
1位は東京建物と三菱地所レジデンスの36ページ。「不動産会社ガイド」の1割近くを占めている。2位は、三井不動産レジデンシャル(30ページ)。4位新日鉄興和不動産(16ページ)。
ここまで読んでいて、「おやっ?」と思った方は、鋭い!
住友不動産の掲載ページ数、昨年に続きゼロ
上位6社について、過去4年のデータも並べてみたのが次図。
大手不動産(三菱地所R、三井不動産、住友不動産、野村不動産)のうち、それまでダントツ1位だった住友不動産の掲載ページ数が昨年に続き今年もゼロなのである。
住友不動産はフリーペーパーSUUMOという紙媒体には出稿のメリットがないと考えているのか……。
ちなみに、野村不動産は毎年8ページでTOP10にも入っていない。
ページ数全体が減少(前年比▲17%)
大手不動産3社(三菱地所R、三井不動産、住友不動産)の掲載ページ数の推移を可視化したのが次図。
14~16年と比べて、17年は住友不動産分がスッポリ抜け落ちているように見える。
さらに18年は住友不動産分がスッポリ抜け落ちただけでなく、ページ数全体が減少している(前年比▲17%)。
紙ベースの不動産広告は減少していく運命にあるのか……。