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羽田新ルート|新宿区議会「18年第4回定例会」質疑応答

新宿区議会の「18年第4回定例会」本会議一般質問(11月30日)で、羽田新ルートに関して、ふじ川たかし議員(新宿区民の会)の質疑応答があった。

議会中継(録画)をもとに、テキスト化(約1千300文字)しておいた。

※以下長文なので、時間のない方は「質疑応答のポイント」をお読みください。


質疑応答のポイント

ふじ川議員(新宿区民の会)

ふじ川議員(新宿区民の会)
ふじ川たかし議員(新宿区民の会、区議1期、元三井物産社員、横国大院卒、62歳)

最初の質問は「羽田空港飛行経路」新宿上空飛行新ルート問題についてです。

これは西新宿で事業を経営されている方から寄せられて質問なので、今まで何度も他の会派からも質問されており重複してしまうかもしれませんが、ご答弁のほどよろしくお願いします。

質問1:騒音対策、落下物対策?

まず、騒音対策、機体部品や氷の落下などの落下物対策は大丈夫でしょうか。

質問2:進入方法について

次に、進入方法についての従来のILS方式(計器進入システム方式)で誘導されているかどうか教えてください。
また、GPS等を利用したRNAV方式(広域航法方式)を使用できないものでしょうか

質問3:横田空域の影響?

最後に、横田空域においては在日米軍に管制権があるかと思いますが、日本に開放されたとニュースもありました。この影響はあるでしょうか。

環境清掃部長

環境清掃部長
環境清掃部長

「羽田空港飛行経路」新宿上空飛行新ルート問題についてのお尋ねです。

回答1:高度引き上げ、低騒音機の導入、落下物対策総合パッケージ

はじめに、騒音対策と落下物対策についてです。

騒音対策として、国は着陸地点を南側に移設することによって、新宿上空を含む着陸前の高度を引き上げる方策や、国際線着陸料を重量に加えて新たに騒音の要素を組み合わせた料金体系に見直し、低騒音機の導入を促す等の対策を進めています。

また、区では国に対し、飛行新ルートとなる地区に騒音測定局を設置し、常時測定をするよう要望しており、現在、落合地区に設置する方向で調整を進めています。

さらに落下物対策としては、今年の3月に機体の改修などのハード面と整備点検などのソフト面が一体となった「落下物防止対策基準」を策定し、補償等の充実も含めた「落下物対策総合パッケージ」を取りまとめています

国はこれに基づき今年度中に日本に乗り入れるすべての航空事業者に落下物対策を義務付けるなど、落下物防止対策をいっそう進めています。

区では騒音対策や落下物対策等について、区民への丁寧な説明を国に強く要望してきた結果、飛行新ルートとなる地区での教室型説明会の開催が決定したところです。来年の1月末には柏木・角筈地区で教室型説明会を開催し、落合地区においても年度内の開催に向けて調整を進めています。

回答2:RNAV方式(好天時)、ILS方式(悪天候時)を採用

次に、着陸時の進入方式についてです。

国は飛行新ルートの設定にあたり、好天時にはGPSにより航空機の位置を把握して飛行することで、着陸を開始する際の高度を引き上げることができるRNAV方式を新たに採用するとしています。

悪天候時には地上施設からの精密な誘導電波を利用する従来のILS方式を採用することとしていますが、管制官による監視の強化も加え、安全の確保に万全を尽くすとの説明を受けています。

回答3:横田空域の一部を通過するため、調整している

次に、横田空域の管制権についてです。

ご指摘の通り一部報道において、「横田空域において旅客機の管制について合意」等の報道があったことは区でも把握しています。

この件について国土交通省に確認したところ、「飛行新ルートは米軍が管制する横田空域の一部を通過するため、運用に向け引き続き調整している。今後も東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて飛行新ルートの準備を進めていく」との回答を受けており、引き続き国の動向を注視していきます。

今後も区民の安全安心を守るために、騒音対策及び落下物対策などの安全対策の徹底、区民への丁寧な説明や正確な情報提供について国に強く要望してまいります。

雑感

西新宿で事業を経営されている方のため!?

「西新宿で事業を経営されている方から寄せられて質問なので、今まで何度も他の会派からも質問されており重複してしまうかもしれませんが」質問したという議員。回答内容の大半は既知情報である。「西新宿で事業を経営されている方」に応えるために質問するという姿勢でいいのだろうか(それが区議の仕事だと言われればそれまでだが)。

教室型説明会の実現状況のアンバランス

環境清掃部長の答弁で、新宿区でも教室型の説明会が実施されることが確認できた(ふじ川議員はそのことを質問したわけではないが、部長が回答に取り込んだ)。

新宿区や品川区で教室型説明会が実施される一方で、渋谷区や港区議会ではまだ教室型説明会の実施を国に要請しているというアンバランスな状況

東京都が国交省と調整し、関係各区で教室型説明会を開催することを決めれば話が早いと思うのだが。小池都知事は新飛行ルート容認派なので動かないのか……。

※マスメディアが取り上げなければ、羽田新ルート問題は区民には届かない。区議会議事録の肥しとなるだけだ。弱小なこのブログメディアによる区議会質疑応答の全文書き起こし情報が少しでもお役に立てば幸甚。

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