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羽田新ルート|衆院予算委 質疑応答(渡辺議員)

衆院予算委員会で11月2日、国民民主党の渡辺周副代表は、日米地位協定改定と関連して羽田新ルートに触れていた。
ネット中継(録画)をもとに、全文テキスト化(約2千文字)しておいた。


質疑応答のポイント

渡辺議員:どのような検討が米軍とされているのか?

渡辺周(国民民主党・無所属クラブ)
渡辺周(国民民主、8期、早大政経卒、56歳)

2020年のオリンピック・パラリンピックで。新ルートを今検討している。
しかし、その新ルート検討する中で、やはり出てくるのはこの先ほど申し上げた横田空域であります。

この新たな新ルートを検討するにあたっては当然のことながら何らかの成算があって、勝算があって、この横田空域。

その点について今現在どのような検討が米軍とされているのか。そしてその新ルートが開設される見込みというのは、あるのかどうか
その点についてお答えいただきたいと思います。

石井大臣:東京オリパラに間に合うように米側と調整を行っている

石井国土交通大臣
石井啓一 衆議院議員(公明党、9期、東大工学部、60歳)

都心上空を飛行いたします羽田新経路の運用に向けまして、準備を進めてきているところでありまして、米側とも従来から必要な調整を行っているところでございます。

具体的な調整状況につきましては、今調整中ということもございますので、コメントは差し控えさせていただきますが、2020年東京オリンピック・パラリンピックに間に合うように米側と調整を行っているところでございます。

渡辺議員:どれぐらいの時期を見込んで、空域の返還?

今大臣から、「間に合うように調整を行っている」ということでございました。

これ事務方に聞きますと、「どんなやり取りするかについてもお答えしない」というようなもう全く空疎な答えでございました。

今の大臣の答弁で「間に合うよう調整している」ということでございます。
これはある程度合意をして、合意をした後の行動、当然管制業務が返還されるわけですから、その間日本側の方でその管制の業務をやる。


当然訓練するだけの時間も必要だと思うんですが、どれぐらいの時期を見込んで、空域の返還ということは考えられるんでしょうか
再度ご答弁をお願いします。

石井大臣:横田空域の返還の交渉は行なっておりません

先ほど申し上げた通り、羽田新経路の運用に向け準備を進めておりまして、米側とも必要な調整を行ってきているところでありますが、この新経路の調整に合わせて、いわゆる横田空域の返還の交渉は行なっておりません

と言いますのも、この羽田の新経路案は一部横田空域を通過する案となっておりますけれども、新経路の運用は日数から言えば全体の4割程度である南風時であり、かつ1日のうち3時間程度でございますので、(横田空域の)削減ではなく運用上の対応によって、この新経路を実施する方向でございます。

渡辺議員:返還を求めるべきじゃないですか

ということは、返還は求めないけれども一部許可をして、しかし空域というのはこれ当然通るとなれば米軍の一々許可をもらわなきゃいけないわけなんです。
そうすると今のご答弁ですとオリンピック・パラリンピックの期間だけ日本側が管制するという、そういう意味ですか。

これは我が国の話ですよ。我が国の空を使うのに、どうしてそれ返還求めないとか、本来なら返還を求めるべきじゃないですか、この機会に

石井大臣:横田空域の返還につきましては関係省庁と協力しながら米軍と調整をしていきたい

今ほど申し上げたように、羽田新経路の調整に合わせて、いわゆる横田空域の返還の交渉を行っておりませんが、これは東京オリンピック・パラリンピックの期間だけではなく、それ以降ということを、以降継続的にそれは行うということでありますが、一方、羽田新経路とは別に、いわゆる横田空域の返還につきましては、これは我が国の区域を一元的に管制する観点から、関係省庁と協力しながら米軍と調整をしていきたいというふうに考えております。

渡辺議員:横田空域について、返還を求めていく考えはありますか?

それでは総理に伺いますが、この横田空域が東京の首都の上空の半分が米軍のものである。

この点について、「日本を取り戻す」。総理。
先ほどの日米地位協定に合わせて、当然これも日米地位協定のもとの合同委員会で合意をして、いまこの航空法に定めもないこの合意が実は根拠になっているこの横田空域について、これやはり返還を求めていく。そういうお考えはありますか。総理、お聞かせください。

安倍総理:横田の空域の問題については、オリンピック以降、様々な形で確保していきたい(←?)

安倍晋三内閣総理大臣
安倍晋三内閣総理大臣(自民、9期、成蹊大卒、64歳)

ただいま国交大臣からも答弁させて頂いたように、これは管制等において調整をしているということでございました。同時に、日米同盟の前提に我が国の安全を確保しているわけでございます。

その中でこの地位協定についても、河野大臣から答弁もさせて頂いたように、我々は様々な形で効果的な形で我々が要求していることを実現しているのは事実でございます。


先ほど申し上げましたように、環境あるいは軍属にかかる補足協定については、国際約束の形でこうした成果を得たのは地位協定を締結して安倍政権になって初めてのことでございます。

横田の空域の問題については、もう委員ご承知のように今までの経緯があるわけでございます。そうしたなかにおきまして、先ほど国土交通大臣が申し上げましたような、かたちで我々しっかりと今までよりも多くの外国人がやってくるオリンピック以降、様々な形で(我が国の安全を?)確保していきたいとこういうふうに思っているところです。

渡辺議員:アメリカに向かってしっかりと我が国の主権を主張していただきたい

まさに、なんか非常に自信のなさそうな答弁であります。
「日本を取り戻す」。あそこまで強く言った総理、ぜひアメリカに向かってしっかりと我が国の主権を主張していただきたいと思います。

雑感

”国営放送”NHKが10月4日に「羽田空港 新飛行ルート 日米の調整難航で運用できないおそれ」と報じ、その1か月後(11月4日)に”自民党広報紙”読売新聞だけが「横田空域の管制権、一部日本移譲…米軍と合意へ」と報じた。

渡辺議員が質問に立ったのは11月2日だから、政府はこの時点ですでに羽田新ルートの運用につき、米軍との調整がついたことを知っていたということはないのか。

 

渡辺議員の「横田空域について、これ返還を求めていく。そういうお考えはありますか」という質問。それに対して安倍総理は「横田の空域の問題については、(略)オリンピック以降、様々な形で確保していきたい」と答弁。返還を求めていくか否かに回答していないことはさておき、何を言っているのか意味不明……。

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