中国版Airbnb(中国系民泊仲介サイト)の登録件数に係る定点観測結果(5月20現在)。
ざっくり言うと
- 【サイト別の登録件数】「自在客」大きく減少
- 【地域別の登録件数】東京3か月連続減少
- 【サイト・地域別の登録件数】東京・大阪「自在客」減少目立つ
- 【対Airbnb】Airbnbから中国版Airbnbにシフトしていない!?
【サイト別の登録件数】「自在客」大きく減少
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
東京・大阪・京都における各サイトの登録件数の推移を次図に示す。
急増していた「自在客」は1月20日に7千百件で頭打ちになり、大きく減少し始めている。「途家」は3か月連続減少。
【地域別の登録件数】東京3か月連続減少
東京・大阪・京都における3つのサイトの合計登録数の推移を次図に示す。
東京は3か月連続減少。大阪は2か月連続減少。
※同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている場合があるので、3つのサイトの登録数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
【サイト・地域別の登録件数】東京・大阪「自在客」減少目立つ
サイト・地域別に見ると、東京と大阪の「自在客」の減少が目立つ(次図)。
【対Airbnb】Airbnbから中国版Airbnbにシフトしていない!?
本家Airbnbの登録件数に対する中国版Airbnbの登録件数の割合は、東京33%、大阪39%、京都33%。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
民泊新法の施行(6月15日)に向けて、Airbnbから中国版Airbnbへのシフトが起きると予想していたのだが、中国版Airbnbの登録件数は伸びるどころか、減少し始めた(次図)。
違法民泊は、中国系民泊仲介サイトではなくSNSにシフトしているのか……。
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