品川区内の民泊マンションに覚醒剤を密輸したとして、カナダ国籍の自称飲食店員、ワン・キン・チェン容疑者(25)が逮捕された。
民泊絡みの覚醒剤事件はこれが3件目。民泊で報じられている覚醒剤事件は氷山の一角……。
民泊マンションに覚醒剤密輸容疑(産経ニュース)
品川区内の民泊に使われていたマンションに覚醒剤を密輸したとして、カナダ国籍の自称飲食店員、ワン・キン・チェン容疑者(25)が逮捕された。
民泊用マンションに覚醒剤密輸容疑 カナダ国籍の男を逮捕 警視庁
東京都品川区内の民泊用マンションに覚醒剤を密輸したとして、警視庁組織犯罪対策5課は、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、カナダ国籍の自称飲食店員、ワン・キン・チェン容疑者(25)=品川区北品川=を逮捕した。(以下略)
(産経ニュース 5月11日)
事件現場は、駅徒歩1分・築44年のワンルームマンション
産経ニュースでは、「民泊用マンション」と表現されているが、民泊専用マンションではない。ワンルームの賃貸マンションの一部の住戸が民泊になっているのである。
日テレのニュース映像から、北品川の10階建てのワンルームマンション(駅徒歩1分、総戸数57戸、築44年)が事件現場だったことが確認できる。
民泊仲介サイトAirbnbで確認すると、同マンションには少なくとも1件登録されていることが分かる。1泊4,495円。ホストは上海出身の中国人女性。
民泊絡みの覚醒剤事件は3件目
民泊絡みの覚醒剤事件は、これまでも2件報じられている。
- 18年3月 東京:都内の民泊マンションで覚醒剤製造 米国人逮捕
⇒関連記事「都内の民泊マンションで覚醒剤製造 米国人逮捕」 - 17年6月 東京:「民泊」悪用し覚醒剤密輸した男女を逮捕
民泊を悪用し覚醒剤を密輸したとして、警視庁は6月16日、無職の男女2人を覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕。民泊を利用した違法薬物の輸入事件の摘発は警視庁で初めて。
⇒関連記事「民泊で初の違法薬物事件!」
盗撮、窃盗、空き巣、性的暴行、覚醒剤密輸、不正出金。住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されると、このような犯罪は防げるのか。あるいは世間が事件慣れして、ニュースバリューがなくなっていくのか……。