業界構造
12月8日(木)の続き。 あまり建築に明るくない、一般の消費者は、どのようにして安心できるマンションを選べばいいのか? マンションについて自らしっかり勉強して、専門家からつぶさに助言を受けながら、たとえ大手でない、中小の売主の物件であっても、キラ…
昨日の続き。 耐震偽造にかかわるプレーヤーは、マンション・デベロッパー(売主)、ゼネコン(建設会社)、設計事務所(建築士)とマンション購入者。 建築士については、昨日述べたので、本日はマンション・デベロッパー(売主)とゼネコン(建設会社)に…
高度な専門性を要し、ちゃらんぽらんな性格では務まらないであろう構造技術者に、構造計算書の偽造など起こりえないはずであった。 安全性を犠牲にしてコストを下げるという、技術者として超えてはならない一線を姉歯秀次1級建築士は超えてしまった。
マンション事業においては、ゼネコンは必ずしもメインプレーヤーではない土地の手配から配置計画、住戸構成など、マンション事業全体をコントロールしているのはデベロッパーだからだ。 ゼネコンに期待できるのは、品質の高い建物を施工することに限られる。…
販売価格にはじめからゲタを履かせているデベロッパーの物件は別として、値引き住戸=売れ残り(可能性大)住戸であることに注意を要する。 値引きしてもらってお買い得感に浸る前に、その住戸がどのような理由で値引かれているのか、その構図をよく理解する…
昨日(内覧会同行サービスは不可欠か?)からの続き・・・・・・。 高い満足度を得るためには、どこの内覧業者に依頼するのかが重要なのではなく、同行してくれる個人の資質によるところが大きい。 内覧業は無資格者でも実施できることに注意を要する。 能力…
昨日(内覧業者とは?)からの続き・・・・・・。 素人同然の建築知識でデベロッパーと戦うのは、弁護士をたてないで裁判を受けるようなものだ。 親身になって相談にのってくれる実務経験豊富な建築士の友人がいればベストだが、そのような友人がいない人は…
そもそも内覧会とは何なのか?内覧会とは、デベロッパーにとって、とても都合のよいネーミングだ。 すでに手付け金を支払っているマンション契約者に対して、入居までの楽しいイベントのひとつとして演出しようとしている。内覧会で特に大きな指摘を受けなけ…
この業界では未だに「坪」という単位が使われている。若い人には違和感があるかもしれないが、ゴルフ場でいまだに「ヤード」が使われているのだから、世の中そんなものだと納得しよう。 でも、「坪」であれ「m2」であれ、単位面積あたりでモノの価値を論じる…
専門的に建築を学んできた人や仕事でこの業界に携わっている人を除けば、いざマンションの購入検討を思い立ったとき、なにから始めたらいいのか、すぐに答えを見出せる人は少ないだろう。 では、誰に相談すればいいのか? そこで登場するのは次の8人のプレー…