松本潤が表紙を飾る『女性自身』1月30日号。
「羽田発着新飛行ルート ココが危ないMAP公開」が気になったので購入。
遂に『女性自身』にも登場!羽田新飛行ルート問題
最後のほうに見開き2頁で、「都心に墜落、ホントに大丈夫!?」の大見出しが躍る(写真)。
「みなとの空を守る会」共同代表・増間碌郎氏は、騒音による住民への精神的ダメージを指摘。
「(略)約2分に1回の割合で都心上空を通ることになります。次から次へと継続して騒音が続くわけです。通過地域の住民にとって、これは精神的に大きなダメージを受けると思います」
こう語るのは、今回の新飛行ルート計画に反対する「みなとの空を守る会」共同代表・増間碌郎さん。
不動産コンサルタントの長嶋修氏は「騒音の影響で不動産価値は間違いなく下落します」と断言したうえで――
とくにタワーマンションは、眺望がいいという理由で、単純に上に行けば行くほど不動産価値が高くなる。ところが、飛行機の騒音となると、上に行けば行くほどうるさくなる。(略)飛行機が上空600メートルを飛んでいる場合、30階の住人は飛行機との距離が約100メートル近くなります
ジャンボジェットの飛行時間世界一の記録を持つ、元日本空港機長で航空評論家の杉江弘氏は、墜落したら最悪の悲劇が起きるという。
じつはいまのハイテク機は、ちょっと操作を間違えただけで墜落事故を引き起こしてしまうことがあるのです。中華航空の事故は、名古屋空港の滑走路近くで墜落しましたが、もっと手前で失速していたら都市部で墜落していた可能性もあった。今回の新ルートでやはりいちばん心配なのは、都心部を低空飛行することです。もし、何らかのトラブルで墜落したら、最悪の悲劇が起きます
マスメディアが取り上げ始めた
昨年の11月から国交省による「第4フェーズの住民説明会」が始まり、マスメディアが羽田新飛行ルート問題を取り上げるようになった。
日テレニュース(11月1日)やビートたけしのTVタックル(11月26日)、噂の!東京マガジン(12月3日)など。なかでも極めつけは、NHKニュース9(12月7日)。多くの人がこの問題を知ることになったのではないか。
グーグルトレンドで「羽田新ルート」で検索してみると、「第4フェーズの住民説明会」が始まってから検索回数が増えている様子を確認できる(次図)。
国交省は、原案のまま逃げ切ることができるのか…
第4フェイズの住民説明会は、あと6回
- 1月21日(日)(戸田市上戸田)
- 1月24日(水)(江東区北砂)
- 1月27日(土)(豊島区千早)
- 1月31日(水)(さいたま市南区別所)
- 2月3日(土)(目黒区上目黒)
- 2月17日(土)(板橋区向原)
マスメディアの報道により、「羽田新飛行ルート問題」の世間の認知度は上がるのか?
あるいは、国交省は寝た子を起こさず、原案のまま逃げ切ることができるのか……。
あわせて読みたい
- 羽田新飛行ルート|情報提供に消極的な国交省に4つの提案
- 航空機からのパネル落下報道は、羽田新飛行ルート周辺の不動産価値に影響するか
- 丁寧な情報提供を積極的に!? 羽田新飛行ルート説明会(第4フェーズ)
(本日、マンション広告1枚)