不動産経済研究所は3月18日、2月の「首都圏新築分譲マンション市場動向」を発表。
- 2.4%減の1,288戸。東京23区が落ち込み4カ月連続の減少。
- 平均価格7,943万円、m2単価121.5万円。いずれも2カ月ぶりのアップ。
- 初月契約率は69.7%、23区以外が70%台。在庫6,238戸。
これだけではよく分からないので、同研究所が過去に発表した数値データも含め、いつものように、首都圏の新築マンション市場動向のトレンドを可視化してみた。
首都圏全体(発売戸数・発売単価・販売在庫の推移)
発売戸数・発売単価・販売在庫の推移を下図に示す。
発売戸数を抑えることで在庫の解消と高値水準の維持が図られているように見えなくもない。
- 発売戸数
上下動が激しい。 - 発売単価
新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇(千代田区の平均価格が2億円を超える大型の高額物件の影響による)したあと、上下変動が激しいものの高値水準を維持している。25年2月は121.5万円。
※23年3月は都心大型・高額物件の発売の影響でm2単価199.9万円! - 販売在庫数
減少傾向からの高止まり。

発売戸数の前年同月比の推移を可視化したのが次図。
新型コロナ感染拡大の影響で、20年5月に▲82.2%(前年同月比)まで大幅に減少したあと大きくリバウンド。25年2月は▲2.4%減。

1都3県 ※23区に着目
発売戸数の推移
23区に着目すると2月の発売戸数411戸は、前年同月比で▲27.8%減(次図)。

m2単価の推移
23区の発売単価は、新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇(千代田区の平均価格が2億円を超える大型の高額物件の影響による)したあと、上下変動が激しいものの高値水準を維持している。25年2月は161.5万円。
※23年3月は都心大型・高額物件の発売の影響で284.0万円!

23区
価格帯別の発売戸数割合の推移
23区の発売戸数の割合は、価格帯が2極化している(6千万円台と1億円台)。

※「1億円台」を10分割(1千万円刻み)にすれば山は低くなるが、その点は突っ込まないでほしい。不動産経済研究所が発表している「1億円台」の内訳がないので、やむなし。
億ションの発売戸数・率の推移
億ション率(全発売戸数に占める億ションの割合)は、20年以降さらに増加する傾向にあり、たびたび20%を超えている。25年2月は36.0%(次図)。

まとめ
首都圏全体としては発売戸数を抑えることで在庫の解消と高値水準の維持が図られているように見えなくもない。
- 首都圏
- 発売戸数
新型コロナ感染拡大の影響で、20年5月に▲82.2%(前年同月比)まで大幅に減少したあと大きくリバウンド。25年2月は▲2.4%減。 - 発売単価
新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、4月に急上昇したあと、上下変動が激しいものの高値水準を維持している。25年2月は121.5万円。 - 販売在庫数
減少傾向からの高止まり。
- 発売戸数
- 23区
- 発売単価
新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇したあと、上下変動が激しいものの高値水準を維持している。25年2月は161.5万円。 - 発売戸数の割合
23区の発売戸数の割合は、価格帯が2極化している(6千万円台と1億円台)。
- 億ション
億ション率(全発売戸数に占める億ションの割合)は、20年以降さらに増加する傾向にあり、たびたび20%を超えている。25年2月は36.0%。
- 発売単価
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