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日常的に対策を!『今日から始める 生活防災』ワニブックス

災害危機管理アドバイザー・和田隆昌氏の新著『今日から始める 生活防災』ワニブックスPLUS新書(2023/8/23) を読了。

日常的に対策をとっておく「生活防災」の重要性を説いた実用的新書。

朱書きは、私のメモ。


もくじ

普段の生活の中で災害を意識し、有事に備える「生活防災」

生活防災用品として、新聞紙、ダンボール、ガムテープ、ラップなど、9品目が詳述されている。

普段の生活の中で災害を意識し、有事に備える「生活防災」

(前略)「防災用品をわざわざ用意する」のではなく、いざというときのために「普段使うものを防災に役立つかどうかという観点を入れて選ぶ」というのが、「生活防災」のために重要な点です。

では具体的な「生活防災」の方法についてご説明していきましょう。

※下記9品目の詳細説明文章は割愛(マン点)

  • 新聞紙
  • ダンボール
  • ガムテープ
  • ラップ
  • アルミホイル
  • レジ袋
  • カセットコンロ
  • 家族人数分のカトラリー
  • 衛生用品

(P38-44/第2章 「生活防災」の心構え)

※新聞紙でコップや食器、避難所で使うスリッパを作ることができる。
災害時に役立つ!新聞紙で作る防災グッズ|阿波銀行 - YouTube

最新の防災アプリ(5選)

「キキクル」と「NHKニュース・防災」は、テレビでもよく宣伝されている。

最新の防災アプリをいかに使いこなすか

防災アプリにもさまざまなものがあります。その中からお勧めのものをご紹介しましょう。自分の使い勝手やお住まいの環境によって、ふさわしいものを選んでください。

※下記5つのアプリの詳細説明文章は割愛(マン点)

(1)特務機関NERV防災

Google PlayApp Store

  • 「特務機関NERV防災」は、気象業務支援センター(気象庁本庁舎および大阪管区気象台内)と接続した専用線からダイレクトに情報を受け取っているので、ほぼオンタイムで情報をキャッチできます。

(2)キキクル

  • 「キキクル」は気象庁が提供する、雨による災害発生の危険度を地図ヒに表示するアプリです。

(3)みたチョ

Google PlayApp Store

  • (一社)全国防災共助協会の「みたチヨ」は、AR技術を駆使した避難所案内アプリで、スマホが災害時に最も近い避難所まで案内します。被災時に起動し、周囲をスマホのカメラで撮ることで、慣れない土地でも迷わず避難することができます。

(4)Yahoo!防災速報

Google PlayApp Store

  • 「Yahoo!防災速報」は防災アプリの先駆けでありますが、信頼性も高く、多くのユーザーが利用しています。自宅や実家などを登録しておけば、外出しているときでも、家族の置かれている状況を通知してくれますし、GPSと連動しているので、自分がいる場所に災害の危機が迫ったら知らせてくれます。ライフラインの供給情報も地図上で確認することができます。

(5)NHKニュース・防災

Google PlayApp Store

  • お勧めのTwitterでもNHKを紹介しましたが、アプリの「NHKニュース・防災」もあります。災害や気象情報を地図やライブカメラで確認でき、登録した地点の避難情報なども通知します。さまざまなニュースや速報、天気予報もチェックできますので、普段便いにも便利です。

(P59-64/第2章 「生活防災」の心構え)

※特務機関NERV防災アプリを提供しているのは、ゲヒルン株式会社(さくらインターネットの完全子会社)。同社が運用しているのがX(旧Twitter)でよく見かける「特務機関NERV」@UN_NERV

小さな子供がいる家庭の「生活防災」

非常用持ち出し袋に、子どものお気に入りのおもちゃや絵本も入れておくと、避難所でのストレスを和らげることができるという。

小さな子供がいる家庭の「生活防災」

(前略)日頃から災害に備えて、非常食と水を備蓄しておくことはマストですが、避難グッズの中に子どもが食べられるような栄養価の高い食品を確保しておきましょう。

被災時の食事は単調になりがちです。子どもがおいしく食べられるよう、備蓄品をかけ合わせて工夫しましょう。例えば、「アルファ化米」を戻すときに、水やお湯の代わりにジュースを使ってもごはんを作ることができます。非常時の食事はどうしても野菜不足になりがちなので、野菜ジュースでごはんを作れば、「野菜リゾット」になり、不足しがちなビタミンを摂取できます。牛乳で戻せば、「ミルク粥」にもなります。断水で水を節約したいときにも、こういう工夫が活きてきます。

乳児や幼児がいる家庭では、非常用持ち出し袋におむつやおしり拭き、着替え、ブランケット、子ども用口腔ケア用品、ビニール袋、常備薬、母子健康手帳のコピーなどを入れておきましょう。子どものお気に入りのおもちゃや絵本も入れておくと、避難所でのストレスを和らげることができます。(以下略)

(P168-169/第6章 災害弱者のための危機管理術)

本書の構成

7章構成。全207頁。

  • 第1章 日本では自然災害を回避できない
  • 第2章 「生活防災」の心構え
  • 第3章 大規模地震発生時の行動と備え
  • 第4章 風水害・土砂災害発生時の行動と備え
  • 第5章 複合災害発生、そのときどうする?
  • 第6章 災害弱者のための危機管理術
  • 第7章 避難生活、そのときどうする?

今日から始める 生活防災

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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