超党派の国会議員による「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」は衆議院第一議員会館で5月24日、羽田新ルート問題の検討状況など、国交省へのヒアリングを実施。
国交省へのヒアリング(次第)
※「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」総会式次第より
代表挨拶:海江田会長
出席者の紹介
議事
- (1)後方乱気流管制方式の変更による飛行間隔短縮について
- (2) 固定化回避検討会における検討コースの公開について
- (3) 渋谷区での氷塊落下の件における、ギアダウンポイントの開示
- (4) 新ルートにおけるPAPI3.25度基準での運用について
- (5 )飛行実績数/脱落物実績数/ゴーアラウンド実績数/飛行見込み数統計資料
※海江田万里 会長、松原仁 事務局長以外の国会議員出席者は未確認。
国交省からの予定出席者は以下の10名。※敬称略・順不同
- 航空ネットワーク部
首都圈空港課 齋藤室長、 賀数補佐、 鈴木係長
官房参事官(航空戦略室) 佐野専門官、戸崎係長- 安全部
官房参事官(航空安全推進)藤山整備審査官、髙橋係長- 交通管制部
管制課 二宮調査官、洲之内調査官
交通管制企画課 柳川調査官
関係団体の予定出席は以下の13団体。
- いたばしの空を守る会
- としまの空を考える会
- 新宿の空を守る会
- 航空機の都心低空飛行に反対する江戸川区民の会
- 羽田新ルートの中止・撤回を求める江東区民の会
- 渋谷の空を守る会
- 羽田低空飛行に反対する目黒北部住民連絡会
- みなとの空を守る会
- 羽田増便による低空飛行ルートに反対する品川区民の会
- 羽田新ルート絶対反対!大井町周辺住民の会
- 東大井の空を守る会
- 羽田空港増便問題を考える会(大田区)
- 羽田問題解決ブロジェクト
国交省の不誠実な答え(出席者ツイートから)
国交省の不誠実な姿勢については、海江田会長や杉江弘氏など、一連のツイートによく表現されているので、以下引用する。
海江田会長
私が会長を務めている超党派の「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」が、国土交通省から「固定化回避検討会」での検討内容についての質疑の会を開きました。
羽田空港新飛行ルートについては、都心部の地域住民の理解が不十分はまま2020年3月に運用が始まり、時間の経過とともに大きくなる騒音や落下物の危険性が依然として解決していません。
国土交通省の答えは不誠実なもので、今後地域での説明会の開催など、真摯な対応を重ねて要求しました。
杉江弘氏(元JAL機長)
昨日24日の国土交通省に対するヒアリングで担当者は渋谷のテニスコートで見つかった多くの氷塊について航空会社への聞き取りはしない、航空機からの氷塊には金属物は混じっているのでそれを住民側は立証しろとこれまでにない新説を発言した。タイヤに付着する氷塊に金属物などはない。
5月24日に約10ヶ月ぶりに開催された国土交通省へのヒアリングで固定化回避として検討してるRNPーAR進入が出来る機材は羽田空港に乗り入れている航空機では70%しかないと回答があった。これでは現行の海上ルートの方が多くの航空機の着陸に適している。増便対策と言って実は減便になる。
都心ルートを始めて国土交通省が分かったことは羽田空港に飛んでくる30%の航空機は完全ハイテク化されていないことで、24日の国会でのヒアリングでもそう答弁したのだ。こんなことなら1日をとうして従来の海上ルートを使えば良い。そうすれば全ての機材も進入が出来て今より増便になる。
やなぎさわ聡 品川区議(れいわ新選組)
紛糾した国土交通省レクの率直な感想は、住民に迷惑をかけ申し訳ない気持ち、寄り添う姿勢の欠如です。
だからこそ情報開示に消極的、要望があっても動かない。説明も雑。
この怒りを胸に国の横暴と闘い続けます!
関係団体の某メンバー
今日のレクは酷かった…
今までで1番ひどかったかも、
まず質問に全然答えないし、決まった文句(答弁)の繰り返し…悪い意味であっという間の1時間30だった
こんなんじゃ、100時間話し合っても、何にも進まないだろうなぁ…
誠意が全く感じられない
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- 「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」による国交省ヒア
氷塊落下に係る質疑が中心となっ国交省へのヒアリング(22年5月18日開催)。このときも国交省の質疑対応は不誠実であった。