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首都圏新築分譲マンション市場動向(22年8月)|23区の発売単価、下落傾向

不動産経済研究所は9月21日、8月の「首都圏新築分譲マンション市場動向」を発表。

  • 発売は40.1%減の1,162戸。23区、都下、神奈川県が大幅減。
  • 平均価格6,102万円、m2単価96.3万円、いずれも2カ月連続の下落
  • 在庫は4,762戸に圧縮、'15年11月(4,945戸)以来の4,000戸台に。

これだけではよく分からないので、同研究所が過去に発表した数値データも含め、いつものように、首都圏の新築マンション市場動向のトレンドを可視化してみた。


もくじ

首都圏全体(発売戸数・発売単価・販売在庫の推移)

発売戸数・発売単価・販売在庫の推移を下図に示す。

発売戸数を抑えることで在庫の解消と高値水準の維持が図られているように見える。

  • 発売戸数
    上下動が激しい。
  • 発売単価
    新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇(千代田区の平均価格が2億円を超える大型の高額物件の影響による)したあと、上下変動が激しいものの高値水準を維持している
  • 販売在庫数
    減少傾向
    が見られる。

発売戸数・発売単価・販売在庫の推移(首都圏)

 

発売戸数の前年同月比の推移を可視化したのが次図。

新型コロナ感染拡大の影響で、20年5月に▲82.2%(前年同月比)まで大幅に減少したあと、激しくリバウンドを繰り返しながら22年8月は▲40.1%減。

発売戸数(前年同月比)の推移(首都圏)

1都3県 ※23区に着目

発売戸数の推移

23区に着目すると8月の発売戸数494戸は、前年同月比で▲41.1%減(次図)。

発売戸数の推移(1都3県)

m2単価の推移

23区の発売単価は、新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇(千代田区の平均価格が2億円を超える大型の高額物件の影響による)したあと、下落傾向を見せている。22年8月は129.1万円。

m2単価の推移(1都3県)

23区

価格帯別の発売戸数割合の推移

23区の発売戸数の割合は、5千万円を境に2極化。5千万円以下の割合は極めて小さくなっている(次図)。

新築マンション価格帯別の発売戸数割合の推移(23区)

億ションの発売戸数・率の推移

億ション率(全発売戸数に占める億ションの割合)は、18年9月の4.5%を底に増加傾向にある(次図)。

新築億ション発売戸数・率の推移(23区)

まとめ

首都圏全体としては発売戸数を抑えることで在庫の解消と高値水準の維持が図られているように見えるが、23区では発売単価は下落傾向を見せている。

  • 首都圏
    • 発売戸数
      新型コロナ感染拡大の影響で、20年5月に▲82.2%(前年同月比)まで大幅に減少したあと、激しくリバウンドを繰り返しながら22年8月は▲40.1%減。
    • 発売単価
      新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、4月に急上昇したあと、上下変動が激しいものの高値水準を維持している
    • 販売在庫数
      減少傾向が見られる。
  • 23区
    • 発売単価
      新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇したあと、下落傾向を見せている。
    • 発売戸数の割合
      5千万円を境に2極化。5千万円以下の割合は極めて小さくなっている

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2022年6月1日、このブログ開設から18周年を迎えました (^_^)/
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