不動産経済研究所が運営しているサイト「不動産経済オンライン」には21年から毎月、区ごとの詳細情報が掲載されていることをご存じだろうか。
7月のデータが公開されたので、過去データを含めて可視化してみよう。
22年7月
以下、区ごとの発売戸数、m2単価、在庫、平均専有面積を可視化する。
発売戸数・m2単価
区ごとの発売戸数とm2単価を次図に示す。
- 発売戸数100戸超え:中央区(412戸)、台東区(110戸)、江戸川区(107戸)
- m2単価200万円超え:品川区(215.2 万円)、渋谷区(208.5 万円)、千代田区(203.2 万円)
発売戸数・在庫
区ごとの発売戸数と在庫を次図に示す。
- 在庫100戸超え:江東区(555戸)、葛飾区(320戸)、中央区(305戸)
平均専有面積・m2単価
区ごとの平均専有面積(=平均価格÷m2単価)とm2単価を次図に示す。
- 平均専有面積70m2超え:品川区(83m2)、中央区(77m2)
- 平均専有面積50m2未満:足立区(31m2)、大田区(36m2)、墨田区(37m2)、文京区(37m2)、台東区(39m2)、千代田区(42m2)、豊島区(44m2)、荒川区(45m2)
推移(21年9月~)
以下、区ごとの発売戸数、m2単価、在庫の推移を可視化する。
※不動産経済研究所が過去に発表したデータは「不動産経済オンライン」には掲載されていないので、22年1月以前のデータはデジタルアーカイブ・サイト「Wayback Machine」に保存されている過去に発表されたデータを活用した。「Wayback Machine」にはすべての時期のデータが保存されているわけではない。利用できた過去データは4か月分(21年9月、21年11月、21年12月、22年1月)。
※下図には21年10月および22年2月~4月データは反映されていない。
発売戸数
区ごとの発売戸数の推移を次図に示す。
- 晴海フラッグの影響(総分譲戸数4,145戸)は大きい
※21年10月および22年2月~4月データは反映されていない - 上記以外は概ね200戸以下の水準で推移している
※上図には21年10月および22年2月~4月データは反映されていない。
m2単価
区ごとのm2単価の推移を次図に示す。
- 千代田区と渋谷区のm2単価の高さが目立つ
在庫
区ごとの在庫の推移を次図に示す。
- 江東区と葛飾区の在庫が突出している
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