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羽田新ルート|公聴会、各紙読み比べ

10月29日(火)、新宿文化センターで羽田新ルート計画に係る公聴会が開催された。

「先着順1,500名以内」に備え、1,802名収容可能な大ホールが用意されていたのだが、あいにくの雨の影響もあり、公聴会の開始段階で100名程度(うち公述者29名)。平日に開催した国交省の作戦勝ちといえよう。

さて、新聞各紙はこの公聴会をどのように報じたのか。各紙を読み比べてみた。


もくじ

東京新聞:羽田新ルート問題を浮き彫りに

『羽田新ルート 建物225~301メートル制限へ
国交省 都内14区・武蔵野市に』

東京新聞

最近、羽田新ルート問題に積極的な東京新聞は、総合面でカラー写真付きで報じている。

公聴会には「ルート下の住民や航空業、観光業などの関係者らが出席した」と、参加者が反対住民と賛成業界で構成されていたことを示唆。ただ、実際に何人参加したのか言及していない。公聴会閉会後、国交省担当者に傍聴券の発行枚数を尋ねれば分かることなのだが……。

両論併記ではあるが、反対を表明した全盲の長野一郎さん(63)の主張(私にとって周囲の音は、安全を判断する大切な資源だ)と、賛成を表明した日本旅館協会の大塚有紀事務局長の主張(より多くの観光客を迎えるには国際線の増便が欠かせない)を例示したことで羽田新ルートの問題を浮き彫りにしている。

読売新聞:公聴会の雰囲気が伝わりやすい

『羽田新ルート 住民ら賛否
公聴会 訪日客に便利/騒音など懸念』

読売新聞

読売は唯一、「新ルート周辺の住民ら約200人が参加。うち約50人が意見を述べた」と具体的な人数を載せている。読売が掲載しているのは白黒写真だが、檀上と傍聴席全体をカバーしているので公聴会の雰囲気が伝わりやすい。

読売も両論併記であるが、東京新聞と異なり、賛成意見(訪日客にとって便利で、国際競争力強化にもつながる)と反対意見(落下物や騒音の懸念がある、住民の意思が十分確認されていないなど)の要点の列挙にとどまっている。

朝日新聞:手抜き記事!?

『羽田新飛行ルート 賛否の立場で意見
国交省が公聴会』

朝日新聞

朝日は3紙のなかで、最もスペースが小さい。また、写真も掲載されていない。

両論併記である点は東京・読売と同じだが、反対意見として秋田操氏(公述順4番)、賛成意見として東京国際空港ターミナル会社の佐々木康人企画部長(公述順1番)を取り上げたのがとっても気になる。

なぜならば、公述順2・3番はいずれも賛成者だからだ。つまり、朝日の記者は、事前に準備してあった原稿に、冒頭の4名の公述のうち賛成・反対の2名の公述内容をはめ込んだあとは・・・なんてことはないのか。

毎日・日経新聞:記事にさえなっていない

毎日と日経は公聴会の件を30日朝刊に掲載していなかった。

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