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羽田新ルート|参院「国土交通委員会」舟山康江議員(国民)

第197回 国会参議院「国土交通委員会」(18年11月27日)において、舟山康江議員(国民)により「羽田新ルート」関連の質疑があった。

会議録をもとに、テキスト化(約2千700文字)しておいた。

※「国会会議録検索システム」を使って「羽田新ルート」で検索してみたところ、舟山康江議員(国民)の質疑応答の記事が抜けていたので作成した(23年4月29日)。


質疑応答のポイント

舟山康江議員
参院「農林水産委員会(23年4月25日)」より
舟山康江 参議院議員(国民民主党、参院2期、元農水省職員、北大卒、52歳)

舟山:羽田・成田空港、役割分担の基本的な考え方?

続きまして、首都圏空港の機能強化、とりわけ羽田空港の増便計画についてお聞きしたいと思います。


今、羽田空港、成田空港、役割分担がされていると思いますけど、元々は、私の理解では、羽田は国内線、成田は国際線と、そういった役割分担だったと記憶しておりますけれども、最近、羽田空港の国際線がどんどん増えていると、こんな状況であります。


現在のところのこの役割分担の基本的な考え方をまずお聞かせください

蝦名邦晴 航空局長(東大法卒、58歳)
参院「国土交通委員会(19年3月20日)」より
蝦名邦晴 航空局長(東大法卒、58歳)

局長:羽田空港は、国内線の基幹空港

お答え申し上げます。

先生御指摘のように、羽田空港につきましては国内線を、成田空港については国際線を中心に路線の拡大を進めてまいりましたが、平成22年に羽田空港のD滑走路の供用開始に伴いまして再び国際線定期便が就航するなど、羽田空港の国際線の拡大も進めております。


2020年に向けましては、急増する訪日外国人旅行者の受入れ、我が国の国際競争力の強化などのために、羽田、成田両空港の特性を最大限生かして、首都圏空港としての機能を更に高めていくことが重要であります。


具体的には、羽田空港は、国内線の基幹空港としての機能を持ちつつ、国際線につきましては、国内線、国際線の乗り継ぎを含みます日本発着の直行需要を中心に対応することとしております。また、成田空港につきましては、国際線の基幹空港としての機能を持ちつつ、北米—アジア間を中心とした国際線、国際線の乗り継ぎ需要を取り込んで、国際航空ネットワークの強化を図りながら、国際、国内のLCC需要、貨物需要にも対応することとしております。

舟山:横田空域についても日本が一元的に管制を行うべきではないか

何か途中でいろいろ理念が変わったのかなと思っておりますけれども。

それはそれとして、今、成田、羽田それぞれ、やはりオリンピックに向けて、また諸外国との交流の活性化、訪日外国人旅行者の増加等に対応するために増便も検討しているということでありますけれども、その議論のときに出てくるのが、先ほど中野委員からも少し触れられておりましたけれども、羽田空港の増便の議論を契機に横田空域という問題がにわかにクローズアップされてまいりました。


横田空域というのは、在日米軍が進入管制権、管制権を持つ空域ということで、恐らく、この議論を契機に初めて横田空域というものの存在、そして日本の領土内にあって日本が自由に管制権を持てないというものの存在、これが明らかになったのかなと思っております。


今回、やはりこの羽田の新経路、羽田空港の増便に当たっては、いわゆるアメリカが、米軍が管制権を持つ横田空域を通過する、通過しなければなかなか増便に対応できないと、こういうことの中でいろいろやり取りが続けられているということでありますけれども、この詳細はともかく、私、ある意味で、多くの皆さんがこの議論を契機に、ああ、こんなものがあったんだと。


これは日米地位協定の中で決められていて、少しずつではありますけれども、若干この空域の削減は進められてきていると、こういったことではありますけれども、でも、まだ厳然として存在していて、この空域を通るためにはアメリカの管制権の中に入らなければいけない、許可をもらわなければいけない、非常に不便なわけですよね。ですから少しいびつな空路を通らなければいけないということもあると思っております。


そういう中で、今この日米間の議論がどのように進んでいるのかに加えまして、もう一点、私は、改めてこの議論を契機として、やっぱりこの横田空域についても日本が一元的に管制を行うべきではないかと考えております。進入管制権限の全面返還ですね。こういった議論も含めてされているのかどうなのか、ここも含めてお答えいただきたいと思います。

局長:関係省庁と協力しながら米側と調整してまいりたい

お答え申し上げます。

現在、都心上空を飛行する羽田新経路の運用に向けまして準備を進めているところでございまして、米側とも従来から必要な調整を行ってきているところでございます。


羽田の新経路の調整に合わせていわゆる横田空域の返還交渉というのは行っておりませんが、羽田の新経路とは別に、いわゆる横田空域の返還につきましては、我が国の空域を一元的に管制する観点から、関係省庁と協力しながら米側と調整してまいりたいと考えております。

舟山:石井大臣、この問題(横田空域の返還)に対しての所感?

やっぱりこの問題を契機に、ちょっと当たり前のように、何かタブー視のようにされていた、余りここに触れられてこなかったんですけれども、この問題を正面からきちんと議論していく必要があるんではないのかなと思っています。


何かアメリカ軍の問題というと沖縄沖縄となりますけれども、こんな都心のど真ん中にもいろんな問題があって様々な制約を受けているということ、やはり改めて私たち全ての国民がこの問題に向き合って、そして解決に向けて動いていかなければいけないと思っておりますけれども、担当の大臣、石井大臣からもこの問題に対しての所感、所見をお伺いしたいと思います。

石井啓一 衆議院議員
衆院「衆院予算委員会(18年11月9日)」より
石井啓一 衆議院議員(公明党、9期、東大工学部、60歳)

大臣:関係省庁と協力をしながら米軍と調整をしてまいりたい

羽田新経路の調整に合わせていわゆる横田空域の返還の交渉は行っておりません


羽田新経路案は一部横田空域を通過する案となっておりますが、新経路の運用は、日数からいえば全体の4割である南風時であり、なおかつ1日のうち3時間程度であるということから、削減ではなく、運用上の対応によってこの経路案を実施することとしております。


一方、この羽田新経路とは別に、いわゆる横田空域の返還につきましては、我が国の空域を一元的に管制する観点から、関係省庁と協力をしながら米軍と調整をしてまいりたいと考えております。

舟山:横田空域の問題、全面的に議論いただきたい

ありがとうございました。

改めて、担当大臣としてのみならず、まさに内閣の一員として石井大臣には、この問題を契機として、この横田空域の問題、全面的に議論いただきたいと、それを提起いただきたいと私はお願いを申し上げたいと思います。


何か在日米軍基地というと地面の問題だと思われていますけれども、実は、空までも支配というか権利が相当与えられているということに対しては、やっぱりいろいろと論点提起が私は必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。

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