国土交通省は6月29日、「住宅着工統計(平成30年5月月分)」を公表。
ざっくり言うと
平成30年5月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 平成30年5月の住宅着工戸数は79,539戸で、前年同月比で1.3%増となった。また、季節調整済年率換算値では99.6万戸(前月比0.4%増)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で2か月連続の増加となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家は減、分譲住宅は増となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では2か月連続の増加(前年同月比20.7%増)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比20.7%増
5月は前年同月比20.7%増。
「先月の減少から再びの増加」であることが確認できる(次図)。
【首都圏分譲マンション】8か月連続でマイナス
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比▲18.9%減。
8か月連続でマイナスが続いている。
【都内の分譲マンション】7か月ぶりにプラスに
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比15.2%増。
7か月ぶりにプラスに転じた。
各年5月の変化を可視化したのが次のグラフ。
ここ数年、3千戸~4千戸の間を行ったり来たり。
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