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Airbnb・中国系民泊仲介サイト表示件数、ともに激減!

中国版Airbnb(中国系民泊仲介サイト)の表示件数に係る定点観測結果(6月20現在)。

ざっくり言うと


【サイト別の表示件数】民泊新法の施行日に向けて激減

中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。

東京・大阪・京都における各サイトの表示件数の推移を次図に示す。

3つのサイトとも、住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行日(6月15日)に向けて、次のように激減した。

  • 「自在客」は1月20日に7千百件で頭打ちになったあと、6月12日に1,371件まで激減。6月20日現在1,654件まで回復。

  • 「途家」の表示件数は、一夜でゼロに(6月14日の3,496件から6月15日に0件)。6月20日現在209件まで回復。

  • 「住百家」は5月20日の2,158件から、6月3日の554件に激減。6月20日現在607件まで回復。

中国版Airbnbの東京・大阪・京都表示件数の推移(サイト別)

 

ちなみに、台湾の民泊仲介サイト最大手のAsiayoの表示件数は6月初めに激減したあと、さらに6月14日に激減するという2段階方式(次図)。

6月20日現在、東京42件、大阪90件、京都93件。

Asiayoの表示件数の推移(地域別)

【地域別の表示件数】激減

東京・大阪・京都における3つのサイトの合計表示件数の推移を次図に示す。

上述のように、住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行日(6月15日)に向けて激減した。

6月20日現在、東京970件、大阪952件、京都548件。

中国版Airbnb表示件数の推移(地域別)

※【メモ】同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている可能性があるので、3つのサイトの表示件数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。

【サイト・地域別の表示件数】激減

上述のように、住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行日(6月15日)に向けて激減した(次図)。

激減したとはいえ、表示件数が多いのは、1位:自在客(東京)667件、2位:自在客(大阪)659件、3位:自在客(京都)328件。 

中国版Airbnb表示件数の推移 (サイト・地域別)

【対Airbnb】Airbnb、中国版Airbnbともに表示件数が激減

本家Airbnb、中国版Airbnbともに表示件数が激減。

その結果、本家Airbnbの表示件数に対する中国版Airbnbの表示件数の割合は、東京48%、大阪38%、京都23%。

Airbnb vs 中国版Airbnb(表示件数)
(Airbnb表示件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)

 

住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行日(6月15日)に向けて、本家Airbnb、中国版Airbnbともに表示件数が激減した(次図)。

Airbnb vs 中国版Airbnbの表示件数の推移 (地域別)

(Airbnb表示件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)

違法民泊は、中国系民泊仲介サイトではなくSNSにシフトしているのか……。

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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