Airbnbの国内登録件数が一夜で4万件(76%)も激減したことは既に記した(全国Airbnb登録件数、1日で4万件(▲76%)減少)。
では、住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行(6月15日)に向けて、中国系民泊仲介サイトの登録件数はどのように変化しているのか?
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
このところ同サイトをこまめに観測しているのだが遂に、6月11日を境に「自在客」の登録件数が激減したことを捉えた(次図)。
自在客が一夜にして、5,834件から1,371件へと▲4,463件(▲76.5%)も減少した(次図)。
自在客の張志杰CEOはITmedia のインタビューで、民泊の届け出番号が得られなかった物件はサイトでは非表示とする旨を答えていた。
張CEO
日本では民泊が法制化されたので、それに従って事業を展開していく。観光庁に住宅宿泊仲介業者として登録申請中だ。また6月15日までに民泊の届け出番号を得られなかった民泊物件については、「自在客」のサイトには非公開とすることにしている。(以下略)
住百家は既に6月初めに2千件から5百件に減少済み。
いまだ違法民泊が放置されているのは途家だけとなった。
ちなみに、台湾の民泊仲介サイト最大手のAsiayoの登録件数も、6月初めに減少済みだ(次図)。
行き場を失った「民泊難民」は、どこに行くのか……。
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