東京都は3月26日、「『都への提言、要望等の状況』月例報告(2月分)」を発表。
「知事の政治姿勢や政治活動に関する意見」は3割…
「都民の声総合窓口」での受付件数2,860件、うち「知事への声」が143件。
「知事への声」の内訳をみると、「知事の政治姿勢や政治活動に関する意見」が42件、約3割(=42件÷143件)であったことが分かる。
知事への声の概要
- 平成30年2月中に、都民の声総合窓口に知事への声が、143件寄せられました。
- 概要は、都政や施策等に関する意見(94件)、知事の政治姿勢や政治活動に関する意見(42件)などがありました。
スポットライトを浴びなくなって「都知事への声」激減
今回の都発表の資料だけではトレンドがつかめない。そこで、小池都知事の誕生以降毎月発表されてきた資料をひも解き、可視化したのが次のグラフ。
昨年の9月・10月に「知事への声」の件数が急増し、「都民の声総合窓口」の件数に占める割合も5割近くに達していたのだが、11月以降激減。
小池都知事は、11月14日に希望の党代表を辞任して以降、マスメディアで取り上げられる機会が激減。スポットライトを浴びなくなって、「都知事への声」(≒都知事への文句)も激減するという皮肉な結果になっている。
受動喫煙防止の独自規制強化はどうなった?
議員特権廃止はどうなった?
花粉症ゼロはどうなった? あっと、こっちは希望の党の公約だった。
まだ残りの任期が2年半近くもあるのに、早くもレイムダック状態……。