国土交通省は3月30日、「住宅着工統計(平成30年2月月分)」を公表。
ざっくり言うと
平成30年2月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 平成30年2月の住宅着工戸数は69,071戸で、前年同月比で2.6%減となった。また、季節調整済年率換算値では92.6万戸(前月比8.2%増)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で8か月連続の減少となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家は減、分譲住宅は増となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では3か月ぶりの増加(前年同月比9.3%増)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比9.3%増
2月は前年同月比9.3%増。
「3か月ぶりの増加」であることが確認できる(次図)。
【首都圏分譲マンション】前年同月比▲14.7%減
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比▲14.7%減。
【都内の分譲マンション】前年同月比▲43.1%減
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
東京の着工戸数は前年同月比▲43.1%の大幅減。
各年2月の変化を可視化したのが次のグラフ。
3年連続で減少。消費税増税前の低水準を下回った。
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