群馬県と前橋、高崎両市が16年度に施設の指導や調査に乗り出した件数が13件あったことが6日までに分かった、と上毛新聞が伝えている。
大都市の違法民泊の数に比べれば、ほとんど問題のないレベルではあるが、地方都市における民泊問題の議論の一助になるよう、情報を整理しておこう。
民泊疑い3件指導 連絡取れず10件(上毛新聞)
群馬県内では、13件のうち3件が指導、2件は指導の結果、営業そのものを取りやめ、残り1件は指導を継続中だという。
民泊疑い3件指導 連絡取れず10件は「調査中」
旅館業法に基づく営業許可を得ていない疑いがあるとして、許可権限のある群馬県と前橋、高崎両市が2016年度に施設の指導や調査に乗り出した件数が13件あったことが、6日までに分かった。(中略)
13件のうち3件が指導で、2件は指導の結果、営業そのものを取りやめた。残り1件は指導を継続している。他の10件はインターネットの民泊仲介サイトなどで紹介されているが場所を特定できず、営業者と連絡も取れないため調査中という。(上毛新聞 11月7日)
群馬県内の民泊の実態を確認しておこう。
群馬県内のAirbnb登録物件、100件
群馬県内のAirbnb登録物件は100件(11月7日現在)。都道府県ランキング34位。そんなに多いわけではない(次表)。
「全国Airbnb登録件数 5.6万件(前月比4.8%増) 」より
筆者が毎月モニタリングしているAirbDatabankデータのうち、群馬県内でAirbnbに登録されている物件数の推移は次図のとおりだ(次図)。
この1年間で30件ほど増えている。
(AirbDatabankデータを元に作成)
群馬県内Airbnb登録物件、みなかみ町・高崎市に多い
群馬内のAirbnb登録物件は、みなかみ町と高崎市あたりに多い(次図)。
(AirLABOデータを元に作成)
群馬県内の各自治体のAirbnb登録件数(11月7日)は次図の通りだ。
あえて言えば、高崎市内のAirbnb登録物件は一軒家が多く、前橋市内はマンション(あるいはアパート)が多い。
(AirLABOデータを元に作成)