「長谷工マンションミュージアム」をオープン初日(1月15日)に見学してきた。
都心からはチョット遠いが(小田急多摩センター駅徒歩12分)、貴重な体験ができるので、マンション好きにはおススメしたい。
「長谷工マンションミュージアム」1月15日オープン
長谷工コーポレーションが業80周年記念事業として建設した「長谷工テクニカルセンター」の2階に1月15日、「長谷工マンションミュージアム」がオープンしたので、初日に見学してきた。
入館料無料。小田急多摩センター駅から徒歩12分。1日5回(10時、11時、13時、14時、15時)、スタッフが約90分で案内してくれるシステム。
事前に電話での予約が必要。ただ、電話で聞かれるのは、名前と連絡先(電話番号のみ)。この個人情報は営業目的には使わないとのことだったので(HPにもそれに近い趣旨のことは表示されている)、個人情報の扱いは心配しなくてもよさそうだ。
建物の2階部分が「長谷工マンションミュージアム」
見学時に撮影した写真は、インスタやブログなどに投稿しても構わないとのことだったので、以下ご紹介。
写真(360°シアターから手土産まで)
入ってすぐ、円形の360°シアターに案内される。生命の誕生から集合住宅の成り立ちまで、10分ほどの迫力ある映像が楽しめる。
(円形の360°シアター)
次に案内された「集合住宅の歩み」のコーナーでは、壁一面に集合住宅の変遷や、マンションの販売価格・年間供給戸数、住宅ローン金利の推移が分かるグラフが掲載されている。
個人的には約100物件のパンフレットの変遷が興味深かった。
(左:タブレットを読みながら案内する女性、右:見学者)
大塚のボンカレーを想起させる(?)昔のマンションチラシ。
(昔のマンションチラシ)
1970年代の実物大モデルルームは、間取りだけでなく、古いタイプのテレビ(チャンネル選択つまみ付き)や足踏み式ミシンなども設置されていて、当時の雰囲気がよく出ている。
バルコニーから見えている景色は実際のものではなく、画像。
(1970年代の実物大モデルルーム)
2018年の実物大モデルルームは天井高2.6mで、とても広い。
(2018年の実物大モデルルーム)
「モノづくり体感」のコーナーには、工事現場を体感できるVR映像装置が4人分用意されている。座った状態で杭工事から竣工まで数分間の360度映像が楽しめる。
(VR映像コーナー)
帰り際にオープン記念として、3種類の手土産を頂戴した。
首都圏のマンション市場の変遷を俯瞰できる年間カレンダー、飛び出す絵本(長谷工マンションミュージアム説明資料)、マジックビーン缶(種にレーザーで書き込んでおいたメッセージが発芽とともに現れるという、魔法の缶詰)。
雑感
1970年代の実物大モデルルームは、居間だけでなく浴室や洗面スペース(二層式洗濯機があった!)なども忠実に再現されていた。
また、昔のマンションチラシを含む100物件のチラシが壁一面に展示されているのは見ているだけで楽しい(筆者だけか)。このように過去の記録が実物大で展示されている(再現されている)博物館は、一見の価値があると思う。
過去、現在の暮らしだけでなく、未来の暮らし「これからの住まい」コーナーもあるのだが、こちらはもう少し改善してほしい。展示されているのは、東京ガス(アンケートを踏まえた未来)、YKK AP(人工知能と顔認証システムを備えたドア)、ソフトバンク(AIやIoTが関わる未来)が描く未来。長谷工グループ自身はどのような未来を提案しているのか知りたいところだ。「定期的に人を呼ぶために展示内容を変えていくことを考えている」とのことだったので、次回の展示内容の更新に期待したい。