中国人向け不動産プラットフォーム「神居秒算」に掲載されている港区の中古マンション情報に基づき、最新の相場動向を分析する(2025年5月2日現在)。
重複掲載物件7件を除いた225件のデータを基に、価格、広さ、居住階、向きといったキーポイントを可視化。中国の投資家や居住希望者が注目する港区中古マンションのリアルな姿に迫る。
竣工年×価格の分布:10億円が超6件!
横軸に竣工年、縦軸に価格として描いたのが次図。
グラフから、1980年前後と2000年以降の物件が多いことが分かる。特に驚くべきは、2000年以降に竣工した物件で、5億円を超えるものが24件、10億円超えるものが6件も存在すること。

10億円超えているのは次の6件。
- ブランズ六本木ザ・レジデンス:26億円
- 4LDK、301.43m2、7階住戸/8階建て、南向き
- 六本木4丁目、総戸数51戸、2019年竣工
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パークコート青山ザタワー:17.9億円
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3LDK、234.04m2、24階住戸/26階建て、南西向き
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南青山2丁目、総戸数163戸、2017年竣工
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マジェス元麻布ガーデンズ:13.8億円
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3LDK、307.16m2、3階住戸/4階建て、南向き
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元麻布3丁目、総戸数43戸、2001年竣工
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六本木ヒルズレジデンス B棟:12.3億円
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2LDK、142.72m2、35階住戸/43階建て、西南向き
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六本木6丁目、総戸数333戸、2003年竣工
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パークマンション鳥居坂:10.8億円
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2LDK、163.63m2、3階住戸/6階建て、西向き
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六本木5丁目、総戸数25戸、2022年竣工
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パークコート六本木ヒルトップ:10.5億円
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3LDK、116.14m2、27階住戸/27階建て、東南向き
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六本木1丁目、総戸数270戸、2012年竣工
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価格×専有面積の分布:中国人が好む!?広さと価格のバランス
掲載されている中古マンションの「価格」と「面積」でクロス集計した結果を次表に示す。
大まかに見ると、0.6~2.1億円・50~89m2の件数が多いことが分かる。
興味深いのは、6千万円未満のコンパクトな住戸(29㎡以下)と、3.3億円以上で100㎡を超える広々とした高級住戸が多く見られること。

居住階の分布:意外な人気階層
「タワーマンションの高層階が人気なのでは?」というイメージがあるかもしれないが、掲載されている中古マンションの居住階を見てみると、意外な結果となった。
最も多いのは6階の住戸で25件。全体的に見ると、6階以下の低層階の住戸が多く掲載されていることが分かる。これは、高層階ならではの眺望よりも、利便性や価格帯を重視する層が多い可能性を示唆しているのかもしれない。

方位の分布:北向き住戸は少ない
最後に、掲載されている中古マンションの方位別の件数を見てみる。
やはりというか、南向きの住戸が最も多く44件掲載されている。次いで多いのは南東向きの41件。一方、最も少ないのは北向きで13件だった。
一般的に日当たりの良い南向きが好まれる傾向はあるが、風水的な要素も影響している可能性も考えられる。

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