不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています

羽田新ルート|江戸川区議会「25年第1回定例会」予算特別委員会(質疑応答)

江戸川区議会の「25年第1回定例会」予算特別委員会(環境費)(2月28日)で、羽田新ルートに関して2名の質疑応答があった。

録画放映をもとに、テキスト化(約3千文字)しておいた。

※以下長文。時間のない方は「質疑応答のポイント」と最後の「雑感」をお読みいただければと。


質疑応答のポイント

※答弁は環境課長


大橋美枝子 議員(共産)

大橋美枝子 議員(共産)
大橋美枝子議員(共産、区議4期、千葉大卒、75歳)

大橋:航空機騒音の苦情の主な内容?

おはようございます。私はいつも、羽田新ルートのことをここで質問させていただいておりますのでよろしくお願いします。羽田新ルートが開始されてからもうすぐ丸5年。航空機騒音の苦情の主な内容、資料も頂いてますけれども、どのようなものか改めてお聞かせください。

課長:騒音に関するもの、9割

環境課長
(環境課長)

環境課に寄せられている航空機関係の苦情につきましては、やはり騒音に関するもの、音が大きいというようなものが9割を占めてる状況です。それ以外に航空機がルートを外れて飛んでるんじゃないか、そんなようなご意見をいただくことがございます。以上です。

大橋:固定化回避に係る技術的方策検討会、中身?

航空機の通過が増えているために、騒音が気になるのが私は当然だと思います。また航空機の事故が報道されるのも大変気になるところです。


そこで、国の方で新ルートの固定化回避に係る技術的方策検討会っていうのが開かれていますが、昨年12月に2年4か月ぶりに開催されその主な中身がわかるように教えていただければ、お願いします。

課長:江戸川区に関わる離陸面、騒音軽減にはあまり効果がない

第6回の固定化回避検討会を国が12月に開催をしてございます。主に着陸に関する飛行方式の面、それから離陸に関する方法式の面、それぞれ検討されたと聞いております。


着陸に関しては、羽田空港への導入の可能性がある飛行方式、何方式か検討していたんですけれども、その中で衛星情報を活用して自動操縦によって精度の高い飛行ができるRNP-ARという方式が条件付きで採用可能であろうというような結論が報告された。


江戸川区に関わる離陸面については、騒音軽減の方策として、やはり衛星情報を活用した飛行方式、これを検討したんですけれども、騒音軽減にはあまり効果がないということで報告が行われたというふうに承知をしてございます。以上です。

大橋:千葉との騒音共有、区としてどんなふうに受け止め?

はい。ありがとうございました。私もそんな詳しく専門的でないので分かりませんけれども、第5回と第6回の間に2年4か月検討期間があったのに内容がほぼ同じように感じるんですね。


それは見解の相違かもしれませんけれども、新ルートの固定化回避というのはなんか期待できないというのが感じたところです。そこで、改めて、「羽田低空飛行見直しのための議員連盟」、国会議員の方の連名があって、国交省レクを傍聴しました。


そのレクチャーの中で、新ルートを使用しないで元の海上ルートで1時間あたり90機以上の離発着が行われてる資料が示されて本当に私も驚いたんですけども、さらに国交省の担当者が、羽田新ルートは首都圏機能強化と千葉との騒音共有のために実施したと説明されたんです。


新ルートでなくても空港管制の調整で1時間に90機以上の離発着ができるということと、千葉との騒音共有、この2点について江戸川区としてはどんなふうに受け止めますか。

課長:国際競争力の強化、必要性を理解

羽田空港の従来ルートで90回を超える離着陸があったということは承知をしてございます。この点について、国交省からは「飛行条件によって一時的に90回を超えることはある」というふうに説明を受けてるところです。


我々としましても、頻繁に90回を超えるような離着陸が行われているわけではないところから、当時の飛行条件に対して、やむを得ず行ったことというふうに受け止めております。


騒音共有のお話については、区としては羽田空港の機能強化をすることで国際競争力の強化、首都圏の魅力の拡大というような観点から必要性を理解しているものでありまして、騒音共有の観点から騒音共有を目的にしてるわけではないと考えております。以上です。

大橋:新ルートの中止を求める?

千葉との騒音共有ということの説明をね、私は改めて今の課長の答弁でそういうふうに理解してるのっていうのは分かったんですけども、区民には全く説明がなかったと。そのことを改めて問題にしたいっていうふうに思います。


そこで、羽田空港の実態、今の実態から従来の海上ルートでも十分増便が可能であり、新ルートの中止を求めるという立場に立って、私は改めて区がその立場に立ってほしいと思うんですけれどもいかがでしょうか。

課長:見直し、求める考えは今のところございません

羽田の新ルートに関して区内への影響ですが、国は区内に騒音の測定局を設置をしてその状況を把握しているところです。我々も清新町に測定局を設置して常時監修を行っているところですが、結果については環境基準を超えるものではないという状況となっております。


羽田の機能強化に関しては、日本の今後を見据えた必要な施策というふうに考えておりますので、見直しについては区として求める考えは今のところございません。

ただ、騒音の軽減であったりとか、あるいは安全の面でよくご指摘をされるんですけども、落下物対策であったりとか、こういったものはしっかりと推進していくように引き続き求めていきたいというふうに考えてございます。以上です。

大橋:江戸川区として今後も対応してほしい

今の課長おっしゃったように、騒音や落下物の対策はもう徹底してほしいと改めて課長のお話が聞けて良かったんですけども。やっぱり、羽田空港の機能強化っていうことだとしても、千葉との騒音共有ってのが私は本当におかしいと私個人も思いますし、納得してない区民もおいでです。ですからやっぱり区民の声を受け止める。


説明会はいつも「要望してる」とお聞きしてますので、特に質問しませんけれども、区民の声を受け止めて江戸川区として今後も対応してほしいと、そのことを強く求めたいと思います。以上です。

伊藤ひとみ 議員(超党会派えどがわ)

伊藤ひとみ 議員
伊藤ひとみ議員(超党会派えどがわ/生活者ネットワーク、区議3期、埼玉大学経済短期大学部卒、62歳)

伊藤:住民が参加して質疑応答ができる機会を作ることを申し入れることを強く要望

おはようございます。意見だけ羽田について申し上げます。

区内では「羽田空港のこれから2025年冬号」として各戸配布されています。これを読みますと固定化回避という言葉に惑わされますが、2本の滑走路の同時運用の方法について検討している説明については詳しく述べられていますが、結局市街地を低空飛行する状況には変わりないわけです。


騒音負担軽減、海上ルートの実現については国際動向を踏まえてと、注釈付きの調査研究を実施するとあります。

騒音については北風運用時の第5葛西小学校の推計平均値などを掲載していますが、以前から申し上げておりますように、平均値という数値を出されても騒音については住民がお住まいになっている住環境が大きく影響するために、出された数値を根拠とされることに納得できない方が多くいらっしゃるのは確かなのです。


改めて直接住民が参加して質疑応答ができる機会を作ることを申し入れることを強く要望いたします。以上です。

雑感

羽田新ルート問題を毎回取り上げているのは、大橋美枝子議員(共産)だけ。その点は高く評価したい。

ただ、区は羽田新ルート推進のスタンスなので、暖簾に腕押し状況は変わらない。

あわせて読みたい

 
2025年6月1日、このブログ開設から21周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.