東京都選管HPに過去3年分の「政治資金収支報告書」が公開されているので、清家愛 港区長の政治資金を可視化してみた。
※投稿25年1月11日
清家愛氏が代表を務める3つの政治団体
24年第4回定例会 本会議一般質問(11月27日)より
清家愛氏が代表を務めている政治団体は、東京都選挙管理委員会がHPで公開している「政治団体名簿」のうち「政党以外の政治団体」で確認することができる。具体的には以下の3つ。
- 清家あい後援会(資金管理団体)
- 代表:田中愛(清家は旧姓、田中は戸籍名)
- 会計責任者:高畠圭子(23年)、 田中愛(22年)、膳 真由子(21年)
- 設立:17年6月6日
- 東京未来ビジョン(その他の政治団体)
- 代表:田中愛
- 会計責任者:田中愛(22~23年)、後藤康子(21年)
- 設立:18年10月23日
- 港区の未来をみんなでつくるプロジェクト(その他の政治団体)
- 代表:田中愛
- 会計責任者:高畠圭子
- 設立:23年10月23日 ※区長選当選(24年6月2日)
収入(21~23年)
収入は区長選の前年に集中
清家愛氏が代表を務めている政治団体の政治資金(収入)を可視化したのが次図。
- 「資金管理団体」である「清家あい後援会」の政治資金は港区長選(投票日24年6月2日)の前年23年に集中(約854万円)。主な収入は「個人からの寄付」(433万円)と「その他事業収入」(約386万円)。
- 18年に設立された「その他の政治団体」である「東京未来ビジョン」の収入は、3年間ゼロが継続。休眠状態となっている。
- 区長選の前年23年に設立された「その他の政治団体」である「港区の未来をみんなでつくるプロジェクト」の収入は30万円。ただし、全額「清家あい後援会」からの寄付金である。
23年の「個人寄付」と「その他事業収入」の内容を順にひも解く。
個人からの記名寄付5名、政治団体からの寄付はない
23年の寄付の内訳を次表に示す。
個人からの記名寄付(同一者からの年間5万円超が対象)は5名。5万円以下は匿名寄付なので、誰がいくら寄付したのは分からない。
あと、政治団体からの寄付はない。
区長選の前年、政治資金パーティー「港区の未来を語る会」272万円利益(利益率81%)
23年の「その他事業収入」はすべて、政治資金パーティー絡み。
清家愛氏に係る政治資金パーティーは3件(次表)。
- 港区ママの会
- 会費500円での開催だから40人くらい参加したのか。収支は赤字。
- 決起集会
- 港区の未来を語る会
- 収入337万円に対して272万円の利益(利益率81%)
支出(21~23年)
清家あい後援会の23年の319万円がメイン
政治資金の過去3年間(21~23年)の支出を次図に示す。
清家あい後援会の23年の319万円がメイン(次図)。
政治資金の23年の支出の内訳を次図に示す。
清家あい後援会の23年の約319万円の主な内訳は、「政治資金パーティー開催事業費」約105万円、「宣伝事業費」約61万円、「機関紙誌の発行事業費」約117万円。
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