マンション管理適正評価制度は、5つ星評価で表示されるのが特徴のひとつ。
都内の登録件数825件(24年1月7日現在)を可視化してみた。
60・70年代に竣工した古いマンションも登録されている
2022年4月から運用が始まった一般社団法人マンション管理業協会による「マンション管理適正評価制度」と地方自治体による「管理計画認定制度」。
マンション管理適正評価制度に登録された件数は、管理計画認定制度に登録された件数よりも1桁多い(次図)。
データの出所
- マンション管理適正評価制度:
マンション管理業協会「マンション管理適正評価サイト」に掲載されたデータ- 管理計画認定制度:
公益財団法人マンション管理センター「管理計画認定マンション一覧」に掲載されたデータ
マンション管理適正評価制度のほうは、5つ星評価で表示されるのが特徴のひとつだ。都内の登録件数は825件(24年1月7日現在)で、☆別の件数をひも解いてみると、☆4が最も多いことが分かる(次表)。
都内の登録件数は825件につき、竣工年と総戸数の関係を可視化したのが次図。
60年代や70年代に竣工した古いマンションも登録されていること、大規模マンションは☆5評価(青色)が多いことに気づく。
都内の登録件数は825件につき、さらに深掘りしてみよう。
新しいマンションほど☆5の件数が多い
竣工年度別に☆評価数の件数を整理してみた(次図)。
予想されたことではあるが、新しいマンションほど☆5の件数が多い傾向が見られる一方、古いマンションほど☆3の件数が多い傾向が見られる。
総戸数「21~40戸」の登録件数がダントツ
総戸数別に☆評価数の件数を整理してみた(次図)。
「21~40戸」の登録件数がダントツ。小規模のマンションの登録件数が多いことが分かる。「20戸以下」のマンションも113件登録されている。
「101~120戸」「121~140戸」レベルの大規模マンションの登録件数は、相対的に少ない。「141戸以上」の登録件数の多くは、200戸を超える大規模マンションが占めている。
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