渋谷区議会の「23年第3回定例会」本会議の代表質問(9月22日)で、羽田新ルートに関して鈴木建邦 議員(無所属)の質疑応答があった。
議会中継(録画)をもとに、全文テキスト化(約400文字)しておいた。
※時間のない方は「質疑応答のポイント」と「雑感」をお読みいただければと。
鈴木建邦 議員(無所属)
鈴木建邦 議員(無所属、区議6期、東大経済卒、49歳)
鈴木:対応につき区長に見解を求めます
最後に、羽田新ルートですが、いまだに慣れることができません。気にされている方にとっては大きなストレスや負担であると思います。区民負担軽減への努力が求められていると思いますが、この間の対応につき区長に見解を求めます。
区長:十分な情報提供するよう、今後も継続して(国に求めて)まいります
長谷部健 渋谷区長(無所属、3期、元渋谷区議会議員3期、専修大学商卒、51歳)
次に、羽田新飛行ルートについてのお尋ねです。
羽田空港の機能強化は国が責任を持って騒音対策や安全対策等を講じ、航空会社とも連携して運用しています。
騒音対策については飛行機の旧大型機の廃止などにより一定の効果を上げているほか、安全対策については、世界に類を見ない基準である落下物防止対策基準を策定し、我が国の航空機会社や日本に乗り入れる外国航空会社に義務付けているとの報告を受けており、区民負担の軽減につながる努力が続けられていると考えます。
本区は、運用開始前から機会を捉えて区民に十分な説明と十分な情報提供するよう再三国に求めてまいりましたが、今後も継続してまいります。以上、私からの答弁といたします。
雑感
鈴木建邦 議員(無所属)は今回を含めこれまで5回、羽田新ルートについて質問している。持ち時間に制限があるとはいえ毎回、100文字前後と極めて短い。
短い理由は、「忘れないでよ」という意思表示とのことであるが(下記)、1度くらい、十分に時間を取って、シッカリ質問してほしいものである。
時間がないのであっさりとですけど、「忘れないでよ」という意思表示です。
羽田新ルートの本格運用が20年3月に始まって、20年6月の第2回定例会以降、羽田新ルート問題に係る文字数(≒質疑応答時間)に減少傾向が見られる。
22年第2回(6月)に増加したのは、3月13日に渋谷区内で発生した氷塊落下の影響による一時的な現象だったようだ。
19年以降の各会派の登壇状況を可視化したのが次表。
※事前質問項目に「羽田」の文言が含まれていないと、羽田新ルート取り上げ議員として認識されていない場合がある。
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