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首都圏新築分譲マンション市場動向(22年10月)|23区、5千万円以下の割合ほぼ消滅

不動産経済研究所は11月21日、10月の「首都圏新築分譲マンション市場動向」を発表。

  • 発売34.7%増の2,768戸。全エリアが伸ばして3カ月ぶりの増加
  • 平均価格6,787万円、m2単価99.5万円。戸当たりは2カ月連続の上昇。
  • 初月契約率は0.5Pアップの71.9%。秋商戦本格化で5月以来の70%台

これだけではよく分からないので、同研究所が過去に発表した数値データも含め、いつものように、首都圏の新築マンション市場動向のトレンドを可視化してみた。


もくじ

首都圏全体(発売戸数・発売単価・販売在庫の推移)

発売戸数・発売単価・販売在庫の推移を下図に示す。

発売戸数を抑えることで在庫の解消と高値水準の維持が図られているように見える。

  • 発売戸数
    上下動が激しい。
  • 発売単価
    新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇(千代田区の平均価格が2億円を超える大型の高額物件の影響による)したあと、上下変動が激しいものの高値水準を維持している
  • 販売在庫数
    減少傾向
    が見られる。

発売戸数・発売単価・販売在庫の推移(首都圏)

 

発売戸数の前年同月比の推移を可視化したのが次図。

新型コロナ感染拡大の影響で、20年5月に▲82.2%(前年同月比)まで大幅に減少したあと大きくリバウンド。22年10月は34.7%増。

発売戸数(前年同月比)の推移(首都圏)

1都3県 ※23区に着目

発売戸数の推移

23区に着目すると10月の発売戸数1,080戸は、前年同月比で0.8%増(次図)。

発売戸数の推移(1都3県)

m2単価の推移

23区の発売単価は、新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇(千代田区の平均価格が2億円を超える大型の高額物件の影響による)したあと、下落傾向を見せている。22年10月は143.3万円。

m2単価の推移(1都3県)

23区

価格帯別の発売戸数割合の推移

23区の発売戸数の割合は、5千万円を境に2極化。5千万円以下の割合はほぼ消滅状態(次図)。

新築マンション価格帯別の発売戸数割合の推移(23区)

億ションの発売戸数・率の推移

億ション率(全発売戸数に占める億ションの割合)は、20年以降さらに増加する傾向にあり、たびたび20%を超えている。22年10月は35.5%(次図)。

新築億ション発売戸数・率の推移(23区)

まとめ

首都圏全体としては発売戸数を抑えることで在庫の解消と高値水準の維持が図られているように見えるが、23区では発売単価は下落傾向を見せている。

  • 首都圏
    • 発売戸数
      新型コロナ感染拡大の影響で、20年5月に▲82.2%(前年同月比)まで大幅に減少したあと大きくリバウンド。22年10月は34.7%増。
    • 発売単価
      新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、4月に急上昇したあと、上下変動が激しいものの高値水準を維持している
    • 販売在庫数
      減少傾向が見られる。
  • 23区
    • 発売単価
      新型コロナ第1波以降下落傾向を見せていたが、21年4月に急上昇したあと、下落傾向を見せている。
    • 発売戸数の割合
      5千万円を境に2極化。5千万円以下の割合はほぼ消滅状態。
    • 億ション
      億ション率(全発売戸数に占める億ションの割合)は、20年以降さらに増加する傾向にあり、たびたび20%を超えている。22年10月は35.5%。

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2022年6月1日、このブログ開設から18周年を迎えました (^_^)/
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